通勤しない働き方を具体化する7つの実践法

2019.02.23 (土)

毎日の通勤電車。当たり前のように行き来していないだろうか?「サラリーマンだからしょうがない」たしかにそうだろう。でも一度立ち止まって想像してみてほしい。この先何十年も同じように満員の通勤電車に乗り続けている自分を。サラリーマンを23年経験しその後起業家として9年過ごしてきた。通勤がある世界とない世界。本記事は両方を経験してきた視点で通勤電車の先にあるものの考察と通勤しない働き方についてまとめた。

ある朝の通勤風景

朝の新幹線に乗るため、久々朝のラッシュに巻き込まれた。通勤時間真っ盛りだ。最寄バス停から一度に乗り切らないほど満員のバスにゆられ、地下鉄では足の踏み場のない車両で本も開くことができない。窮屈なままただ呆然と立っているだけ。電車の中を見渡すと半分くらいの人がスマホ、寝ている人が半分。本読んでいる人が少し。みんな一様につらそうな顔をしている。降車駅に着くと何かにとり憑かれたような表情で我先に急ぎ足で周囲の人をかき分けて降りていく。

 

通勤の波に飲み込まれて東京駅に着く頃には結構バテバテ。サラリーマン時代は毎日のことなので意識の中になかった。でもこうしてたまに満員通勤をやると肉体的、精神的にどれだけ消耗しているかがわかる。せっかくひと晩寝てチャージしたエネルギーの半分くらいは失った感じ。通勤を毎日やっていると麻痺している。怖い事実だ。

 

別の日の朝。出張があるため7時台の地下鉄に乗った。駅は通勤ラッシュ時間帯真っただ中。何やらいつもにも増して人の数が多い。これは何かあるな・・・と思ったら案の定、人身事故が発生していた。振り替え路線の人が駅に押し寄せてきていた。

 

ホームに行くとさらに人があふれている。前の駅でも乗り切れないで時間が掛かっている。来た電車に我先に人をかき分けて乗り込もうとしている人がいる。一方で一刻も早く会社に一報を入れないといけないとスマホをいじる人。そう、みんな目の色を変えて会社に行こうとしている感じだ。

 

僕も数年前はそうだった。とにかく会社に行かないといけない。少しでも早く遅刻の連絡をしないといけない・・・そう思うのは会社に身を委ねている以上当たり前のことだ。サラリーマン時代は仕事のことしか考えない猛烈会社員だった。あのままサラリーマンを続けていたら何の疑問もなくそんな毎日を過ごしていただろう。

 

その後、サラリーマンを卒業し起業した。そのことで自分を俯瞰できるようになった。あの頃の自分はいったい何のために会社に必死になっていたんだろう?こんな目の色を変えてまで会社に行ってその先に何があるんだろう?必死に急いで会社に行く途中に交通事故にでも遭って死んでしまったら、自分の人生はどうなるんだろう?そんなことを感じるようになった。

 

今までいったいどのくらいの時間を通勤に費やしているのかを考えてみてほしい。1日往復3時間、1週間で15時間、1ヶ月で70時間、1年で840時間。仮に20年通勤を繰り返したら16800時間になる。ということは700日。何と2年もの時間に相当する。どう感じるだろうか?

 

今、目の前に必死になる自分はやむを得ないこと。でもそれとは別にこうして必死になっている先に何があるのか?自分の未来がどうなるのか?そんなことをたまに客観視してみてもいいのではないだろうか?ごった返す通勤電車で感じたひとコマだ。

 

通勤がある一日とない一日

ある日の起業家の一日。朝5:30に起床。それからPCに向かい前日夜から現在までのメールやフェイスブックメッセンジャーの確認と返信。チームプロジェクトで動いているものは段取りをその場で決める。続いてコラムの執筆。日によってはクライアントとの朝セッションが入る。朝8:00朝食。ごはんを食べながらニュースチェック。

 

その後午前中の仕事。午前中は頭がさえているので考える仕事に重きを置く。12時簡単な自作で昼食。ごはんを食べて眠くなったら無理せず昼寝。14時頃から午後のワーク。この時間は単純作業中心。停滞したら散歩に出る。その方が頭がすっきり動くから。17:30過ぎまで作業。夕食準備。嫁さんが勤めから帰宅。一緒にキッチンドランカーになる。夕食をつくりながら酔いは出来上がって22時には眠くなり就寝・・・

 

もしこの時間に通勤が入ったらどうなるか?朝出掛ける準備を含め2時間はとられる。一番能率の上がる早朝ワークできる時間も限られてしまう。満員電車にかち合わせたらそれだけで体力消耗、オフィスに着いた頃にはエネルギーが半減している。思考回路もなかなか冴えない。午前中は実質2時間程度のワークになる。

 

午後はそのままのながれ。17:30で終わるというわけにもいかない。周囲を気にしながら結局20時前オフィスを出る。またまた乗り切れないほどの超満員電車。最寄り駅に着くとゲッソリ。自宅に着いたら21時をまわる。明日も早い。ごはんも会話もそこそこで就寝。家族とのコミュニケーションなんてできやしない。

 

比べてみるとどれだけ一日の濃さが違うか歴然とする。もちろん面談、セミナー、ミーティングなどがあるときは事務所に出向く。自宅ワークで全てが片付かないこともある。ただ事務所に行くときはできるだけ通勤時間には当たらないようにしている。これだけでもストレスは半減した。作業効率も上がった。やってみて実感したことだ。

 

サラリーマン時代23年にわたって通勤してきた。その後独立し、数年間はレンタルオフィスや朝活で通勤してきた。通勤に意味なし!30年近くやってきて出た結論。最近では以前にも増してテレワークや在宅勤務が取り沙汰されるようになった。政府が働き方改革といった方針を出しているのもその背景だと思う。でも実態はまだまだ浸透していない。仕事するなら通勤するのが当たり前、そんな時代はそのうちなくなる。というかなくすべき。通勤で人生の大切な時間を失っていることに値するから。決して大げさな話ではないと思う。

 

通勤からネタ集め

そうはいっても今今は通勤電車に乗らないといけない。意味のない中でも役立つことはないかと考えてみる。ネタ集めだ。サラリーマンのつらい心境を観察することだ。目の前に眉間にしわを寄せて座っている人がいる。この人はいったいどんな生活を送っているのだろう?スマホをいじっている人がいる。会社でどんなことがあったのだろう?そんなことを想像する。

 

今までは気にも留めなかったことかもしれない。ここにフォーカスする。重要なのはその時の情景が後で思い出せるようにメモをしておくことだ。

 

数年経った後には当時のリアルな情景は再現できなくなる。忘れてしまうからだ。相手の状況を手にとるように伝えること。起業してからとても有益なものになる。悩みの真髄は相手が今まさにどういう気持ちでいるのかをつかむ必要がある。相手に伝えるためにはリアルな表現こそ響く。車内での人間観察。ぜひやってみてほしい。

 

当たり前を払拭する

通勤するのが「当たり前」。9時までに出社するのが「当たり前」。そう思っていないか?60歳までサラリーマンをするとしたら30年以上この生活を繰り返すことになる。改めてその現実を考えてみたことがあるだろうか?実はそんなことはない。通勤なんてしなくていいし、9時までに会社に行くこともしなくていい。現に9年以上そんな生活を続けている。

 

知り合いに現役シェフの人がいる。彼は最初の頃、仕事をしながら合間に集まりに参加していた。でも現業ありきだと時間と都合が合わない。「このまま続けていたら起業なんてできない」そう感じた。ある日を境に正社員から契約社員になることを決断した。最低限の生活レベルが保てるお金を稼ぐ前提で、自分の時間がつくり出せる立場を自ら志願した。

 

直近まで現場の責任者だった。その後はアルバイト同然の仕事になった。いわゆる下働き。服装も格下げになったと言っていた。これが厳しいシェフの世界なのだろう。ある日、「今までもっていたプライド、どうなりましたか?」と質問してみた。「そんなものとっくにありませんよ。僕には起業するという大きな目標がありますから」即答だった。潔ぎ良さに感動した。これを本当の覚悟というのだろう。

 

もし彼が現業に追われるのが「当たり前」、時間がないのも「当たり前」、捻出した時間で起業準備活動するのが「しょうがない」と思っていたら・・・きっと起業したいは夢で終わっていただろう。でもそうは思わなかった。自ら動くことで「当たり前」と「しょうがない」を打ち消した。今までないと思っていた新しい道が拓かれた。

 

このままだと何も変わらないと腹を決める。今ある現実を当たり前と思わない。しょうがないでなくどうするか。こんな姿勢が起業を現実にする。あなたの未来を手繰り寄せることになる。「当たり前だから」「しょうがないよ」こんな言葉を発していたら要注意。まずは日頃発する言葉を変えることから始めてみよう。

 

オフィスでなくても仕事はできる

働く場所は会社のオフィス。仕事は毎日通勤してするもの。9時から17時までが勤務時間。それが当たり前。そんなふうに思っていないだろうか?これは単なる固定概念でしかない。IT機器やネットワークが進化した現代。フル活用すれば働き方を大きく変えることができる。これからの時代は場所を選ばずどこでもオフィスだ。

 

数年前事務所を移転した。移転場所はこれまでの都心中心部から離れたところにした。「移転先は広くなるのですか?」口々に言われた。移転と言えば大きくなる。それが一般的なイメージだろう。でも実際はスペースを狭くした。場所も今までより不便になった。

 

この時事務所をなくすことを視野に置いていた。事務所レス化へのステップ。仕事はセミナーや講座提供があり場所が必要になる。顧客に支障が出ない環境確保は必須だ。一定レベルを確保しながら今後へ向けた布石を打った。

 

なぜ事務所レスなのか?事務所を持つことにメリットを感じないからだ。事務所を持つと固定費が掛かる。家賃や光熱費は人がいなくても発生する。事務所に行くのに電車に乗らないといけない。時間帯によっては通勤ラッシュにはまる。通勤電車は時間のロス、苦痛以外の何者でもない。

 

天気が良い日は基本自転車で事務所に行っていた。自転車に乗ると裏通りを通って今まで知らなかった新しい発見もした。リフレッシュもできた。有酸素運動もできて健康にも良い。一石三鳥効果とだった。

 

起業してからの事務所プロセスはこうだ。最初は自宅でスタート。その後住所レンタル、レンタルオフィスを渡り歩いた。その後自前オフィスに移行した。ワンルームマンションから部屋が二間のマンション。そして今回コンパクトにして自宅からより近い所に移った。

 

事務所持ちについてはひと通りのことを経験した。この間、仕事そのものの価値観も変わった。その結果出した結論だ。事務所に縛られるような働き方はナンセンス。事務所レスで仕事をする。そんな働き方を自ら体現している。

 

山オフィスでの一日

山オフィスでのある日のこと。朝5時過ぎに起床。といっても無理して起きるという感じではない。窓の外が明るくなるのをからだで感じながら自然な目覚めをする。5:30その日はラジオ放送がある。顔を洗ってパソコンと通信の環境を整える。

 

5:50編集担当と放送前やりとり。6:00ラジオスタート。外の景色を見ながら清々しい気持ちで臨む。6:40ラジオ終了。続いて6:50から約1時間の個別セッション。朝起きてからの2時間強で2つの仕事を終えたことになる。時間のムダもないしとても集中できている。

 

8:00前から焚き火と七輪で火熾し。ご飯を炊き魚を焼く。8:30外で朝食。抜けるような青空のもと春色になってきた山並みを眺めながら。空気が澄んでおいしい。食後にゆっくりお茶を飲みながら会話をたのしむ。アイデアが湧き出してくる。忘れないようその場でメモをとる。心が落ち着いているのを実感する。

 

朝早く起きて鳥のさえずりを聴きながら自然に五感を立てる。脳みそがかたくなったら河原へ行って川の流れる音を聴きながらぼーっと景色を眺めてみる。すぐに頭はやわらかくなる。勤務時間なんて決める必要もない。時計なんて気にしない。自然なながれに身をまかせる。集中できるときに一気にやってしまう。環境を変えることでずっと効率が上がる。

 

もしこれが会社ならどうなるだろう。目覚まし時計で朝起きる。身支度をして出発時間に追われながら気ぜわしく朝食をとる。最寄駅から満員の通勤電車に揺られながらオフィスまでたどり着く。少なく見積っても1時間半程度の時間になる。

 

それから準備をして放送開始。その後個別セッションをやったとしてゆうに4時間は超えるだろう。時計の針はお昼をまわっているはずだ。終わった頃には肉体的精神的にヘトヘト状態。そんな感じではないだろうか?

 

まとめ

電車に揺られる時間。通勤の交通費。何より通勤で吸い取られるエネルギーは相当なものだ。どれだけムダな労力をかけているのかがわかる。サラリーマン時代の通勤と独立後のテレワーク、両方を経験してきている。その差がどれだけのものかを実感している。

 

通勤は百害あって一利なし。通勤なんてしなくてもいくらでも仕事はできる。むしろ質の高い仕事をするのなら仕事そのものに純粋に集中できる環境をつくることの方が優先だ。そのことに一人で多くの人に気づいてもらえるよう実践できたことを発信していきたい。

 

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