暮らし方

二拠点生活はリモートワークでメリハリをつける

今回山の中に拠点をつくったのにはもう一つ理由がある。それは時間と場所を選ばない働き方の実践だ。世の中でいうリモートワークというやつだ。単に在宅勤務をするなんて面白くない。どうせやるならとことん振り切ってみたい。本記事では振り切ったリモートワークについて書いた。

朝起きる。今まさに日の出の時間だ。凛とした空気の中、ゆっくりと朝日がのぼる。からだ中にエネルギーが入ってくる感覚がする。いろいろと片付け作業があるので自宅からシャケの切り身を持参。テラスでそのまま焼く。何とも言えないいい香り。白米と合わせシンプルな朝ごはん。

午前の仕事はテラスの掃除から始まる。ハシゴに上って雨どいにたまった枯葉を掻き出す。駐車場になるスペースに砂利を入れる。周辺にある枝木をノコギリで伐採。カマを使って草刈り作業。早朝はまだまだ寒い。こうして作業をしているとあっという間に汗をかく。聞きなれない鳥の声がする。野鳥のようだ。

夕方からの岡山出張へ向けて現地を昼前に出発。地道を2時間かけて自宅へ戻る。シャワーを浴びて出張の資料準備をテキパキ行う。シンプルな作業をやったせいか身体が軽い。デスクワークをやった後のような変な疲れは残っていない。とても清々しい。

午前と午後のギャップが激しい。東京駅に向かう電車や駅は人また人。混雑の中を人をかき分ける。自分のペースで歩くことすらできない。こんな環境にはうんざりしている。一方で山には何もない。周囲に人もいない。静けさはハンパない。自分が何をしようがしまいがそのまま全てが自分に跳ね返ってくる。

昨夜はWEB会議システムのZOOMで通信テストを行った。山間部でアンテナもなくどうなることかと心配した。現地調査をして増幅器を付けてもらった。そのおかげで何とかイケそうだ。こいつが使えると仕事ができる行動範囲は爆発的に拡がる。

木を切る、土地をならす、野良仕事をする。全てがシンプルな作業。思いたったらいつでも焚き火ができる場所をつくる。自分が好きなことに没頭しながら仕事がまわしていける。場所はどこだって問題なんて起こらない。何もない山の中と都会を結ぶ働き方。自ら実践する。そしてこの働き方を発信していきたい。

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