副業解禁の現状と働き方改革の関係

2019.05.08 (水)

働き方改革の一環で副業解禁と叫ばれて久しくなる。一部の先進企業では進んでいるようだが、多くの会社の現実はまだ程遠い世界にある。本記事では副業兼業推進の実態と働き方改革の関係についてまとめた。

副業解禁の現実

ある日電車の広告を見ていた。「あなたは副業がしたいですか?」そんな文字が流れてきた。副業したい人が何パーセント、既に副業している人が何パーセント、副業したくない人が何パーセント・・・次の画面でこんな内容。最後に厚生労働省が副業を後押ししていると出た。

 

ほんとにそうなの?疑心暗鬼になってネットで「厚生労働省 副業」で検索してみた。するとたくさんの関連記事がヒットした。「副業・兼業の促進に関するガイドライン」「副業・兼業の現状と課題」「副業・兼業の場合の労働時間管理の在り方に関する検討会」「モデル就業規則の改定案」・・・相当数力を入れて取り組んでいるのがわかる。

 

でも実際に現場は遠くかけ離れている。まだまだ副業がバレることに恐れる人がたくさんいるのが実態だ。よくある例を挙げてみよう。会員になると相互のやりとりをするためフェイブックに登録してもらうことにしている。これには二つの目的がある。会員だけのコミュニティに入ってもらうこと。そしてその人が起業した後のため。人のつながりを増やしていくのにフェイスブックに慣れ親しんだ方がベターだからだ。

 

起業に関わる僕とフェイスブックでつながっているとリスクがあると感じる。僕のコラムにいいね!を押したら賛同していると思われるから怖い。その友達をたぐっていくことで起業コミュニティに所属していることがわかるのをビビッてしまう・・・といったケースもある。本来はそこではないものに必要以上に神経をすり減らす現状がある。

 

たしかにそういう確率はある。働き方は変わってきたと言いながら世の中大半の会社は副業禁止。バレると何が起こるかわからない。下手すると懲戒免職なんてこともあるかもしれない。世の中には会社にバレずに副業する方法みたいなノウハウも出回っているくらい。でも一方で考えてみてほしい。副業禁止にビクビクしながら活動する現実をどう受け止めるのか?

 

「会社にバレないように細心の注意を払いたい」「フェイスブックは会社の同僚も友達になっているので別アカウントを取りたい」フェイスブック登録の話をすると決まってこんな回答が返ってくる。国としてやろうとすることと現場の大きな乖離。ガイドラインという言葉だけが躍っているように思える。

 

本当に働き方を変えたいのなら本気でやらないといけない。国は旗振り役を全うする。それを受けた企業は旧態依然とした考えを捨て従業員がどうすればいきいき働いていけるかを実践する。従業員は一人ひとりが自分のメリットだけでなく会社のことを考える。みんなで取り組まないと前には進まない。

 

働き方改革はすばらしい指針。スローガンだけで形にしないのはもったいない。少なくとも起業、複業、副業、兼業といった現場を預かる身として強く思う。一人ひとりのしあわせを具体化するために働き方の選択肢を本気で増やしていきたい。能書きだけでなく自分がやれることをやっていくつもりだ。

 

副業禁止と言っている会社はそのうちなくなる

海外で働いた経験のある人は日本との違いを目の当たりにする。個人を尊重して自由に働き方が選択できる海外に対し、日本では旧態依然とした枠がはびこっているからだ。象徴的なのが個性を埋没させる枠だ。

 

未だに副業禁止を声高らかにうたう企業ってどうなのか?社員一人ひとりに目を向けることより、副業をしていることに目を光らせるようなことしかできない会社。こんな会社は近い将来なくなっていくことだろう。世の中が変化しつづけ働き方が多様化した時代に、個性を生かす考え方に立てない会社なんて存在の意味がない。

 

いつまでも副業禁止がどうのこうの言っている会社。そのことにビクビクするサラリーマン。こんな状況はすぐにでも一掃したいものだ。他国では考えられないほど豊かな国日本。でも多様な働き方という視点では世界でもトップクラスで遅れている。こんな状態ではいつまで経っても日本の働き方の閉塞感は消えることがないだろう。

 

モヤモヤしっ放しで出口が見えない状態のまま。働き方をサポートする仕事をしてその実感値は増している。現状を打破しいきいきとした人を増やすために自律的自由人を拡げていくことが使命と感じる。

 

副業解禁は手段、どこへ向かうのかを定める

結論から言おう。副業や兼業を安易に推進しても働き方改革なんてできない。働き方改革の先に本当にありたい姿をきちんと見据えていないのが理由だ。

 

副業・兼業という言葉にどんな実態があるのか?「現在の会社には将来が見えないから何か別に始めたい」「収入にプラスアルファが欲しいから副業をしたい」「副業を始めて収入が本業を超えたら起業したい」副業をしたいという人はこんな話をする。

 

既に副業をやっている人も相談に来る。「今以上に稼ぎを増やしたいけどどうしたらいいか?」「集客する方法を教えてほしい」「会社とは別に不動産投資とアフィリエイトで副業をしている。そこそこの収入になってきている。でも本当に自分がやりたいことが何かわからなくなった」こんな話をする。

 

これが副業という言葉で相談に来る人の実態だ。その根っこにあるものは何か?「今の会社がイヤ」というネガティブなものだ。安易に副業・兼業の後押しをすることは今の会社がイヤなら逃げていいよと言っているようなものだ。

 

こんな風潮が流れたらどうなるか?雇用する会社の目線に立ってみる。会社がイヤならどんどん副業しよう。会社では適当に仕事すればいいから。やる気のない社員が増えていく。国が会社から逃げることを推進したから大変なことになった・・・そんなおかしな方向へ話は進むかもしれない。

 

天職塾では副業という言葉は一切使わない。副業という言葉の先に未来を感じないからだ。サイドビジネスという言葉にするとわかりやすい。サイドということはメインがあるということ。ここでいうメインは主たる収入という意味だ。

 

メイン収入、サブ収入という視点で考えるとそこにしか目がいかない。収入を得ることだけが働くことの目的ではない。本来持ちたいのはメインになる働き方だ。ひいては生き方だ。副業は本業があって単に派生した収入上の枝葉でしかない。

 

その人に考えてほしいのはこれからの人生だ。自分の人生をどうしていきたいのか?どうなっていたいのか?それを実現するためにどんな働き方をしたいのか?今の会社に勤めるだけでなく選択肢を増やすとしたら何があるのか?今の会社との関わり方はどうするのか?だ。

 

まとめ

今の会社で生き生き働くことができる。もし生き生きできないのならその理由は何か?突き詰めてみたい。答えはそこにある。生き生き働けるということは働き甲斐があるということ。働き甲斐とは自己実現につながっているか否かが尺度になる。自分にとっての自己実現とは何かを考えることが大切になる。

 

働き方は生き方につながる。働き方改革の先にあるものはその人のしあわせだ。僕はそう理解している。一人ひとりのしあわせとは何か?しあわせをゴールにする。そのゴールを実現するための働き方にはどんなものがあるのか?原点のところから組み立てていく。今もこれからもそうありたい。

 

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