はじめての起業相談でよくある質問

「今の働き方の延長線上に自分が理想とする働き方があるのか不安になってきた。できたら自分の意志でワクワクしながら毎日を送っていきたい」「でもまだプランも何もない。これで行こうも決めていない。自分に何ができるかも見つかっていない」本記事では起業へ向けそんなモヤモヤ状態の人からよくある質問についてまとめました。起業へ向けて進んでいきたいなあ・・・と思い始めたとき参考にしてください。(更新日2019.2.16)

[このページの目次]

Q:自分のような人間でも起業できるのでしょうか?

起業へ向け真剣に取り組んでいこうという気持ちがあるのなら大丈夫です。起業に特別なスキルも資格も必要ありません。人にはこれまで歩んできた道のりの中に必ず価値があります。そこをどう見つけていくかが重要です。

 
ただ、とりあえず逃げの一手で考えるのなら一考の余地があります。最初はネガティブでいいOKです。こういう世界をつくりたい、世の中を変えていきたいといった志の高い人なんてそうそういません。重要なことはいつまでもネガティブを引っ張らないこと。ネガティブパワーを前に進む方向へ変えて活動する心構えを持ってください。

 

Q:起業へ向け最初にやるべきことはどんなことですか?

まず自分軸をつくることです。自分軸とは仕事をしていく上でのぶれない軸です。自分軸をつくるのはまず自分自身をしっかり掘り下げてみる作業が必要になります。「なぜ働き方を変えていきたいのか?」「なぜその仕事がしたいのか?」「どんな人にどんな価値が提供したいのか?」「それはなぜなのか?」という根っこの部分を定めていきます。

 
巷で言われるような、会社をつくること、資金調達をすること、事業計画を書くことと思っていたら本末転倒です。こうしたことは仕事の軸をつくること、稼ぐことには何ら関係しません。間違わないようにしましょう。

 

Q:起業準備はどういうステップを踏んでいけばいいのですか?

大きくは5つのステップを踏んでいきます。最初にやってほしいことが「環境とマインドづくり」。環境とは周囲で接する人を変えていくということです。毎日顔を合わせている人はどんな人ですか?いつも同じ顔ぶれではありませんか?みんなサラリーマンの考え方をしていますよね?

 
サラリーマン的思考を持っている人と接していても現状は何も変わりません。自分の意思で働いていきたいという人は全く違う視点を持っています。常日頃からそういう志向を持った人たちと接する習慣をつけていきましょう。

 
二つ目が「自分軸」をつくること。起業が成功するとはその仕事が「ずっと続いていること」です。ずっと続けていくためにはぶれない軸が必要になります。壁に当たったときに拠り所として原点回帰できるもの。それが自分軸です。上記した通りです。

 
三つ目が「専門分野」を決めることです。専門分野とは「◯◯の専門家」の◯◯を入れることを言います。起業家を何かの分野で専門家になることです。自分軸を具体化するためにその手段として何の専門分野で立つのかを決めます。決めるための要素は「ワクワクと経験」。ここでもこれまでの人生の深掘りが必要になります。

 
「今何も知識がないのに専門家と名乗るなんて・・・」そんな不安もあるでしょう。これには目的があります。専門家と名乗ることでプロとしての自覚が芽生えてきます。アンテナが立ち情報を吸収し知見が増えていきます。学びの量もアップします。先に専門家としての旗を立ててしまうことで加速が変わってきます。

 
「いろんなことを学んでから」「経験を積んでから」「資格を取ってから」そんなことを思っていたらいつまで経っても事は前に進みません。ここはある程度覚悟を決めて進んでいく段階です。

 
四つ目が「ビジネスプランをつくる」ことです。「お客さまはどんな人?」「その人はどんなことに困っているの?」「お客さまはどうなりたいの?」「それを具体化するのにどんな商品サービスにするの?」「同じようなことをやっている人はどんな人で何を提供しているの?」「そんな人と何が違うの?」「どうやって選んでもらうの?」「どうやってお金をいただくの?」「当面の現金収支はどうなるの?」「なぜその仕事なの?」・・・

 
ビジネスプランづくりには普遍の型があります。型に則してノウハウを駆使しながらつくり込んでいきます。この段階を練り込むことでビジネスモデルが出来上がっていきます。

 
多くの人がつまづいてしまうのがビジネスプランづくりから入ってしまうこと。「世の中のトレンドはこうだからこんなことがイケるかもしれない」「こんなアイデアがあるけどうまくいくのでは・・・」こんな思いつきから入ったものは長続きしません。ここまで解説した順番を間違わないようにしてください。

 
五つ目が「情報発信とテスト」です。四つ目まででつくったビジネスは誰一人知らないものです。あなた自身の存在もなしの状態です。知ってもらわないと何も始まりません。知ってもらうために情報発信をしていきます。

 
情報発信にはリアルとネットの2つがあります。リアルは人と会うということです。ネットはインターネットで発信することです。どちらもやっていきます。知ってもらえるのは時間と手間が掛かります。ノウハウも必要です。必要な技術を習得しながら実践していく段階です。

 
さらにつくったビジネスは所詮机上のものでしかありません。自分が考えた商品サービスがお客さまに受けいれていただけるか否か。その答えは実際に試してみないとわかりません。情報発信をしながら実際に商品サービスをテスト販売していきます。

 
そしてお客さまからいただいた評価フィードバックで修正改善をしていきます。本番実践にもとづいた試行錯誤です。このトライ&エラーのサイクルをどれだけ回せるかが起業スタート後に成否に効いてきます。

 

身の丈起業を具体化するながれ
 

Q:家族の説得はどうしたらいいのですか?

ご家族へどう話していけばいいか?ネックになるところだと思います。まず必要なことは説得でなく理解してもらおうという意識を持つことです。そもそも今までそういう環境にいなかった人に説得しようとしても無理です。自分が説得されていると思ったら拒否しますよね?理解してもらおうという姿勢だけでも大きく変わるものです。

 
まず自分がどういう思いの中にいるのか?なぜそう思うのか?きちんとていねいに状況説明をしましょう。決して端折ってはいけません。さらにいきなり会社を辞めてなんて言わないことです。起業するから会社を辞めるなんて言われた方は頭が真っ白になります。

 
まず自分で稼ぐという準備をしていきたい。その中で気持ちの確認と方向づけをしていきたい。こんなスケジュールで進めていきたい。お金の計画はこんなふうに考えている。決して無謀なことをしようとしていない・・・

 
家族を含めた人生設計を仕事を絡めてプレゼンするようなイメージです。だからと言って一度にやればいいというものではありません。ご家族の理解を得るにはとにかく時間をかけて少しずつ会話を重ねていくことをおすすめします。

 

Q:起業に必要な資金はどのくらいですか?

起業に必要なお金ときいて想像するのは開業資金ではないでしょうか?実はそれよりも先に必要なお金があります。それは当面の生活費です。起業して1年目は収入なんて得られないくらいの心構えで臨んだ方がいいです。

 
収入がないとしても毎日生活を営むためのお金は要ります。一つの目安として半年間無収入だったとしても何とか生活がまわるだけの手元資金を用意することを励行してください。手元のお金がなくなると何も考えられなくなってしまいます。超現実的なところこそ避けては通れないことです。

 
開業費用はスタートするときの規模によります。法人を設立したり事務所を借りたりスタッフを雇ったりするとそれに伴う費用が発生します。逆に法人ではなく個人事業主で自宅で一人でスタートする選択肢もあります。その場合の大きな費用としてはホームページ制作費用です。ホームページは集客の要になります。これだけは投資することをおすすめします。

 
天職塾ではこうした開業費用をミニマムに抑えることを推奨しています。スタートアップの開業費用を掛けすぎるがために廃業していく人が後を絶ちません。「法人なし・事務所なし・従業員なし」の3なしを提唱しています。

 

Q:起業準備でたのしいことに取り組み始めると会社へのモチベーションが下がるような気がします。どうしたらいいですか?

自分で好きなことを始めていくわけですがそうなるでしょう。やむを得ないことです。このとき持っていたいことは「割り切る」気持ちです。これから先のことは自分の人生をつくること。だから収入を得る手段として毎日会社に通うだけ。そんなイメージです。

 
だからといって手を抜けと言っているのではありません。ゴールを決めたら、自分が経営するようになったらどうなるのかの姿勢で会社生活を送っていきます。「会社のこの仕組みは自分が経営者になったら使えるのはないか?」「この場面、自分が経営者だったらどうするだろう?」などとアンテナを立てていきます。

 
会社には完成された立派な仕組みがあります。そうしたものを全て自分の中に吸収してしまう気持ちで毎日を送っていきます。そのことでこれまで嫌でしょうがなかったこと、色あせていたことがネタひいては財産に変わっていきます。サラリーマン的思考を捨て経営者的視点をもつように自分の中を変えていきましょう。

 

Q:ビジネスはずっとうまくいくことはないと思うのですが軌道修正はどうするのですか?

時代のながれ、お客さまの変化に合わせ商品サービスは変わっていきます。変えていかないといけません。いつやるかはその時の判断によります。臨機応変に対応していきます。いつまでも同じことに固執していると先行きは見えなくなります。

 
大切なことはぶれない自分軸を決めておくことです。自分軸がなければ何のためにやっているのか、何がしたかったのかすらわからなくなります。その結果が廃業です。そうならないようにスタート時点で基礎がためをしっかりやっておきましょう。

 

Q:サラリーマンをしながら起業準備するのは時間がないような気がするのですが・・・

たしかに物理的にはそうなると思います。まとまった時間を求めると突破口は見つかりません。毎朝20分、スキマ時間細切れ時間の活用、週末の活用など工夫と習慣化が必要になります。これまで起業していった人はみんな同じ悩みを克服して活動しています。それができないようなら現状維持のままがいいと思います。

 

Q:経理や会計知識などが全くありません。どうやって学べばいいですか?

結論から言うとそういったことを学ぶ必要はありません。会社を経営するのに必須ではないの?と思っているかもしれません。たしかに知っておいて損をするものではありません。必要な経理知識は日々の活動をやりながら実践の中から学んでいけば十分です。

 
会計的なことが必要になるのは年一回の確定申告の場です。これも税務署に行けばわからないことを丁寧に教えてくれるので問題ありません。最近は便利な経理処理ソフトも多数出ています。日々発生した費用を入力していけば自動的にまとめ上げてくれます。経理関係の勉強に時間を費やすくらいなら集客をどうやってやるかをしっかり学んだ方がいいです。

 

Q:自分のやりたいことに需要があるのでしょうか?

需要があるか否かそれはやってみないとわかりません。こういうと身もふたもないかもしれません。でも実際はこうなります。そもそも需要って何でしょうか?それが売れる見込みというイメージです。では誰が売れると予測できるのでしょうか?そんなことは誰にもわかりません。

 
売れそうと思ったものが市場に出すと売れなかった。逆にこんなの売れないだろうと思ったものが売れる。こういうケースは日常茶飯事です。お客さまのニーズが変化している今、需要があるか否かなんて考えること自体無意味。起業とは自分で需要をつくっていくことと理解しましょう。

 

身の丈起業を具体化するながれ
 

Q:起業したら情報発信しろと言われます。何を発信したらいいのですか?

情報発信と言われてもピンとこないと思います。まず自分が何の専門家だということを名乗ることから始めます。名乗ることで人や情報が集まってきます。周囲の景色も違ってみえてきます。

 
専門家を名乗ると質問もきます。真剣に応えないといけないわけですから知識も加速します。ではどこで名乗るのでしょうか?ネットとリアルです。ネットはホームページをたてそこから専門家情報を発信していきます。専門家情報とは読者にとって役に立つ情報です。

 
リアルはあなたのビジネスの見込み客が集まっていそうな場所、もしくは見込み客につながっていそうな人が集まる場所に出向いていきます。名刺で自己紹介していきます。名刺には肩書きが要ります。「この仕事って何なんですか?」質問をもらえるような肩書きがベター。

 
肩書きは最初はしっくりこないものです。でも何度も相手に話しているうちにだんだんとピッタリ感のあるものが出来上がっていきます。専門家を名乗りはじめることで自分の立ち位置を明確にしていきます。

 

Q:開業資金と運転資金って何ですか?

起業してスムーズにスタートが切れるかどうか?とても気になるところですね。最初の1年でそこそこスタートを切ることができると次が見えてきます。ここでつまずくとビジネスどころか自分の生活さえも危ない悪循環にはまっていきます。お金の苦労が始まります。

 
独立起業に伴う資金には開業資金と運転資金があります。開業資金は、開業までの準備費用です。必要な知識技術の習得費用、事務所の賃貸費用、ホームページ制作費用や開業時の広告費などがあります。運転資金は、開業後の賃貸のランニングコスト、広告費、人件費などです。

 
とここまではどこにでも書いてある内容です。現実として一番大事なことは当面の生活をまわすために手元の現金をいくら持っているかです。開業して初月から黒字だったり順調に集客して売上が右肩上がりになるなんてことはまずありません。今月の売上は5万円。なかなかそこから上にいかない・・・こんな状態が続きます。

 
起業して1年目をどう乗り切るのか?現実的なテーマです。そのためには乗り切れるだけのお金を用意しておく必要があります。「売上がなくても何とか6ヶ月生活できる蓄え」これが最低限必要な目安です。

 
運転資金の準備がほとんどないケースは生活がギリギリです。お客さまもいないのでアルバイトをする人もいます。2~3ヶ月で資金が底をつく・・・こんな状態になると焦るばかりで判断を誤ります。焦りがあるから何をやっても成果が出ない。そして廃業へ・・・最悪こんなことになってしまいます。

 
この間は蓄えているお金がなくなる覚悟をしておきます。今は想像がつかないかもしれません。でもそう思っておくことが大事です。最悪の事態でどうなるのか?起業前に現実を直視しておくことです。そうなった状況を想定しておくことです。予想していないと大変な思いをすることになります。

 

Q:起業したらブログを書くことを継続しろと言われます。どうしたらいいですか?

起業家にとって情報発信は生命線です。情報発信にはリアルとネット両輪が必要。リアルだけでもだめですし ネットだけでも進みません。ネット情報発信の基盤になるのがブログ。専門家として立ったら専門分野の記事を発信していきます。

 
でもいざブログを書こうとしたら何を書けばいいかわからない、文章が上手に書けない、ネタが見つからない、結局三日坊主で終わっちゃった・・・こんなケースに陥ります。ではどうしたらブログを続けられるのでしょうか?

 
相手にとって役に立つ情報が必要。ところが相手に役に立とうと思うと筆が進まなくなりがち。なのでまずは自分がたのしんで書くことです。自分がたのしんでないと読者にはたのしさが伝わりません。たのしむことが継続にもつながります。

 
取っ掛かりは1日10分10行の気持ち。構えることなくまずは書き始める。最初は文章の体裁なんて気にしない。とにかく書き始める。思いついたところから。最後に文章の順番を入れ替えたり、てにをはをみて形を整える。そんな感じです。これを続けていく。3日、3週間、3ヶ月。こうして習慣にする。毎朝歯を磨くように生活の一部に取り入れてしまえるところが目指すところです。

 

Q:起業にはどんな職種がありますか?

「起業はしたいけどこれをやりたいというものがないので職種をどうしたらいいですか?」よくこんな質問を受けます。結論から言います。起業には職種はありません。起業という文字は「業を起こす」と書きます。つまり起業とは自分で仕事をつくりだすことだからです。

 
今、世の中にある職種にはめこんだ仕事をしてもたのしくないですよね?だから自分で仕事をつくり出すのです。

 
「ネイリストか美容師、どちらもなんとなくという感じで・・・」「コンサルタントとかコーチになりたいと思います」「ファイナンシャルプランナーとして独立したいです」
多くの場合はこんなイメージです。

 
その考え方の発想を転換します。ネイリストは世の中にたくさんいます。コンサルタントやファイナンシャルプランナーもしかりです。そんな中、同じことをやっていますと言ってご飯が食べられるのでしょうか?きびしいです。

 
目の前の人はあなたに仕事を頼むと自分にどんなメリットがあるかを求めています。ファイナンシャルプランナーをしてほしいのではなく、例えば住宅ローンの借り換えをスムーズのやりたいと思っています。住宅ローン借り換えの専門家となるわけです。起業とは「○○の専門家」と明確に言えるものをつくることです。

 
もう一つ大切なのが顧客ターゲットの決め方。コンサルタントになりたいという人がいます。じゃあどんな人を相手にするんですか?と訊くと中小企業をターゲットにしたいという答えが返ってきます。

 

世の中に中小企業はどれだけたくさんあるのでしょう?日本の会社のほとんどは中小企業です。すべての会社を良くすると言っているようなものです。起業を志すのならぜひ自分で仕事をつくりだしてやろうという気概をもってください。

 

Q:起業して自由になれるとはどんな感じなのですか?

起業すると毎日の時間はすべて自分の時間になります。今さら言うまでもないことです。でも実際そうなると自由ってこういうことなんだと実感します。朝何時まで会社に行かないといけないというのもなくなります。何時に起きようが、今日一日どうやって過ごそうが、誰と付き合おうが自分次第です。誰もとがめる人はいません。すべて自己完結です。

 
例えばこんな感じです。自宅で朝から執筆をしていました。お昼をまわり次の原稿が進まない。アイデアが出ない。どうしよう?そんなときはサッと着替えて近所の公園をジョギングします。

 
走りながら秋の青空を眺め、おいしい空気を吸っているといろいろアイデアが湧いてきます。走ると脳が浄化される感じがします。出てきたアイデアを忘れないように覚えておきます。家に着いたらシャワーを浴びてすぐに仕事を続ける・・・

 
ちなみにすべて平日です。平日のお昼すぎにこんなことができるなんてサラリーマン時代には想像もできなかった話ですね。

 
ただ自由なことはいい話ばかりではありません。すべて自分が決めるということは今まで以上に自分を律する必要があるということです。起業すると一人でパソコンの前に向かうことが増えます。

 
仕事をしながらもメールが気になったりフェイスブックを見ていたり。そうするとどんどん時間は過ぎていきます。あとに予定がない日など時間の歯止めがないのでついダラダラしがちです。

 
そうならないように、メールは朝とお昼と夕方しか見ない。この1時間でこれだけのことをやり切るといった自分なりのルールを決めておく必要があります。高度に集中した後に深いリラックスすると脳みそが快適になるといいます。「集中力」は起業家にとって重要なスキルです。トレーニングが必要だったりします。

 

Q:起業の勉強は何をしたらいいですか?

 
「起業するためにどんな知識が必要ですか?」「起業の勉強ってなにをしたらいいですか?」相談でよくある質問です。答えは「起業準備で勉強していてはNG」です。起業準備は勉強ではなく実践です。実践できるようになるために正しい手順でビジネスをつくっていかないといけません。その手順を学ぶことは必須です。

 
起業準備に必要なこととして、税金のこと、経理のこと、資金のこと、保険のことなどが書いてあります。もちろんこれらの知識はあるに越したことはありません。ただこうしたことに労力をかけるのなら先にやるべきことがあります。

 
それは自分軸を明確にし、それをビジネスとして形にし、できたものを実際に売ってみるということです。どんなにすばらしい事業計画を立ててもビジネスが成り立つか否かは売ってみないとわかりません。商品を買う買わないかはお客さまが決めることだからです。自分の独りよがりで商売は成り立ちません。

 
だから正しい手順でビジネスをつくり、起業準備期間中に売ってみることです。売ると買ってくれた人からの評価が出ます。仮に良くないことがあったとしても修正すればいいわけです。

 
この繰り返しで本当の商品に仕上がっていきます。この繰り返しで自分にも自信がついていきます。準備中ならいくら失敗しても大丈夫です。どれだけ失敗できるかが起業後の成否を分けるということです。

 
これが独立起業後だったらどうなると思いますか?日々日銭を稼がないといけない中、失敗のダメージが大きくなるのは想像できますよね?起業前に失敗してない人は起業後に大変な苦労をすることになります。学ぶより動く。動きながら学ぶです。

 

Q:セミナーを受講するときに気をつけた方がいいことってありますか?

例えば週末2時間のセミナーに参加したとします。参加費3000円。いろいろなレクチャーがあります。知識の提供があります。成功事例のシェアがあります。こうすれば◯◯できるという話がてんこ盛りです。「今日はためになった」「起業してみたい気になった」そんな感じで終わります。

 
そして週が明けます。いつものように通勤で満員電車に乗ります。会社に行きます。いきなり忙しいです。やらなきゃけないことが山盛りです。今夜はまた残業です。ああ、疲れたあ・・・帰りの電車はうたた寝です。

 
こんな毎日が3日続きます。週末に行ったセミナーのことなんていつの間にかどこかへ消えて行ってしまいます。しばらくしてまた悶々とします。そしてまた別のセミナーを探しています。

 
知らぬ間に同じことをしています。こんなことを繰り返してよろこぶのはセミナー主催者だけです。そういう人の習性をねらってセミナー開催を企画していたりもします。

 
あなたはそうならないようにしましょう。セミナー受講成果を上げるコツはセミナーが終わったとき、「今日気づいたことと何か一つやることを決めること」「それを紙に書いて誰かに話すか発信すること」です。

 
ささいなことですが、これだけでセミナー受講効果は倍増します。試してみてくださいね。「そのセミナーはこんな講師だよね」「それってこんな内容でしょ・・・」こんなことを言っているようなセミナーおたくに決してならないように。

 

Q:独立開業したときの銀行口座はどうしたらいいのでしょうか?

実務的で細かい話ですが、起業後よくわからないことの一つですね。いざ独立起業が目の前になると手続きが気になってきます。

 
お金の出入りを管理するにはネット銀行をおすすめします。楽天銀行、ジャパンネット銀行といった銀行です。またそれとは別に普通銀行口座をもつのがベターです。ネット銀行口座をつくる理由はいくつかのメリットがあるからです。

 

まずお客さまからの入金がリアルタイムにわかるから。ネット銀行だと入金があったらその場で確認ができます。「本日入金がありました」とメールが届くわけです。お客さまからすると入金した後ちゃんと送金されたか否かが気になるもの。できるだけ早くレスポンスしてほしいはず。これは自分がお客さまの立場に立てばわかることですね。「ご入金を確認いたしました。ありがとうございました」とていねいにお礼のメールを差し上げます。

 

当たり前のことを言っていますよね。でもこれがそのうち仕事に慣れてくると忘れてしまうことになります。忙しさの中、肝心のご入金お礼が遅くなったりがさつな対応になってしまうことがあります。いつも「自分がお客さまだったらどう思うか?」を頭に置いておきましょう。

 
ちょっと話が脱線しますが、こうして入金メールが届くのはうれしいものです。日中仕事をしていてメールチェックすると「入金がありました」というメッセージが入っていることを想像してみてください。些細なことですがモチベーションを上げる材料にもなるわけです。

 
もうひとつは振込手数料が安いこと。独立起業すると、毎月さまざまな支払いが発生します。できるだけ支出コストをおさえたいものです。一つひとつの振込手数料を積み重ねたらばかになりません。小さなことのようですがとても重要なコスト削減です。

 
さらに入出金はパソコンからできます。支払日になって銀行に行って手続きする手間もかかりません。混み合ったキャッシュロビーで無駄な待ち時間を過ごすなんてもったいないです。毎月ルーチンでやらなければいけないことはできるだけ効率アップしましょう。

 

Q:起業に必要な資格はどういったものですか?

「起業には知識が要ると思いますがどうやって身につけたらいいですか?」「税金のことを勉強しないとだめですよね?」「経営を学びたいのですがMBAとか取った方がいいですか?」セミナーや個別相談で必ず出る質問です。答えはNOです。

 
起業して必要な知識は実際にお客さまと対面して初めてわかるものです。「こんな知識を得ないと・・・」と考えたものは稼ぎを得るためにはほぼ役に立ちません。学べば学ぶほど頭でっかちになるだけです。頭でっかちになると行動するスピードが遅くなります。いわゆる評論家です。このループに入らないようにしましょう。

 
今でこそこう言い切っていますが僕も起業前は同じようなことを考えていました。最後の会社で創業社長に仕事を干され、毎日会社に行くのがイヤでイヤでたまらなかった頃。「資格のひとつでも持ってないと起業なんてできない」そう思って行政書士の通信講座を受講しました。結果は不合格でした。

 
もう一つ。人の相談を受ける仕事をしようかなあ・・・何となくと思っていたのでNLPの講座に通いました。「肩書きを持っていないと信用が得られない」そんな思いからでした。たしか総額40万円くらいだったと思います。学びとしてはよかったですがこれで稼ぎになったことは一つもありません。

 

「資格のひとつでも持ってないと起業はできない」「肩書きを持っていないと信用が得られない」サラリーマン時代はついついこんな思考パターンになりがちです。でもこれって間違いです。

 
独立してわかったこと。たとえ行政書士の資格を持っているからといって、それでご飯は食べることはできません。異業種交流会に行くと立派な資格を持っているけど食べられていない人たちがウジャウジャいます。みんな資格があれば食べていける・・・サラリーマン時代にそう思っていたのでしょう。

 
心理学の資格もしかり。大枚をはたいて講座に通いました。心理学の基本は学びました。講座では受講生同士で練習をします。これでわかった気になります。でも実際にお客さまと対面するのとは訳が違います。生身の人間の悩みに向き合うことは上っ面な技術だけではできないことを痛感しました。

 
裏側の話をします。認定資格講座を提供している会社や団体は資格がないとご飯が食べていけないと思っている人たちをターゲットにビジネスをつくっています。このビジネスのうまみは提供される側ではなく提供する側にあります。こんな視点でビジネスを見る癖もつけていけたら視野が広がります。

 
起業していくためには知識が必要・・・頭でっかちにならないでください。必要な知識は経験から身につけていきます。そして事業が軌道に乗って余裕ができたら、はじめてその時新しい知識を学びに行きましょう。こんな心構えで臨んでください。

 

Q:起業した後の時間管理はどんなイメージになりますか?

起業した後は時間管理が重要になります。大きな目線で見ると、1年の計画、半年、3ヶ月、1ヶ月の計画、1日の計画を目標とともに立てておかないといけません。人はラクな方へながされる動物です。何の制約もなかったら、何もせず日にちだけが過ぎていってしまうことだってあります。計画とルールをつくり習慣にしていきましょう。

 

ひと口に習慣づくりと言ってもそんなに簡単にはできないものです。そんな時、有効なのが「時間割をつくる」ことです。起業家の大半は早起きです。早朝にひと仕事を終え一日をスタートします。これも一日の時間割の一つです。

 

余談ですが、起業してすぐの頃、自宅マンションで幼稚園への送り出しをしているお母さんたちと顔を合わすことがありました。とても恥ずかしい感じがしました。「あのお父さん、この時間に会うけど何やってるんだろう?無職じゃないの?」こんなことを思う人はそんなにいないはずです。別に悪いことをしているのではないのに、何か後ろめたい気持ちでした。

 

これもサラリーマンの性です。サラリーマンを23年もやっていると、朝出勤するのが当たり前の世界になっていたんですね(笑)

 

時間が自由になる生活に変わることで必ずやった方がいいことがあります。それは月に最低1回、何も予定を入れずに自分を振り返る一日をつくるということです。起業当初は手帳に予定が入っていない日があると、とても不安になるものです。不安を消し去るため、いつも予定がびっしりという状態を無理矢理にでもつくってしまいがちです。

 

「三宅さん、毎日お忙しそうですね」こう言われることに快感を感じていたりもしました。でも実はそれではよくありません。予定を入れすぎると目先のことに追われます。視野もどんどん狭くなります。闇雲な毎日が過ぎていくだけです。結果ビジネスは先細りになっていきます。

 

サラリーマン時代は会社のルールや上司からフォローされています。いやでもそれに従うことが必要です。でもそんな制約があるから進むものもあったのも事実です。起業家はたった一人です。誰もフォローなんてしてくれません。定期的に少し離れたところから自分自身を見つめ直す時間をつくることを「意識的に」やる必要があります。

 

手帳に「この日は自分を見つめ直す日」と予定を入れてしまうことです。「今の自分がやっていることで時間配分はどうなっているんだろう?」「売上はどこでつくっていきたいのか?」「将来どこへ向かって進んでいきたいのか?」「自分がやらなくてもまわる仕組みはつくれないものか?」そんなふうに少し先の自分を見つめ直す時間です。

 

もし身近に同じような立場の起業家仲間がいたら、定期的に会ってお互いの状況をシェアし合う方法が効果的です。僕にはラッキーなことにご近所に信頼の置ける仲間がいます。彼と月1シェア会と称してマンツーマンでやっています。自分自身を見つめ直す機会として、また同じ時期に起業した良きライバルとして刺激も得られ、とても貴重な時間になっています。

 

常日頃、起業の相談は誰にしたらいいのですか?

自分の周囲には起業の相談ができる人がいません。どうしたらいいのでしょうか?起業準備をスタートしたKさんの事例から紐解いてみます。「まずはいろんな人の話を聴いてみよう」そう思い、知り合いや知り合いの知り合いなどに聴いていきました。

 

「起業ってこういうものだよ」「Kさん、こういうことができるんじゃない?」「そのアイデアはだめだと思うよ」いろんな話をとにかく聴きまくりました。そんなある日、親しくしていた友人に言われました。「Kさん、いろんな人に会ってるねー。でも会うたびに言うことが変わってるよ(笑)」

 

第三者の意見を素直に聴くことはとても大切なことです。謙虚な姿勢で臨むことです。ただそれをすべて鵜呑みにしないことです。相手が起業経験者や経営者であっても、その場その場で相手は思いつきで話していることもあります。その人の主観でもあります。

 

「昨日、会社員時代の仲間に起業プランを説明しました。顧客獲得のための仕組みが弱い、さらなる工夫が必要と意見されました。少々落ち込んでいます・・・」別の人の事例です。親身になって自分がお金を出す立場になって考えてくれた人の話は真摯に受け止めることです。

 

一方、買う気もなく思いつきで好き勝手言う人の話は評論家なので聞き流しましょう。サラリーマンに商売の話をしても意味がありません。なぜなら経験がないからです。起業して自らやることと会社でやっていることとは次元が違います。自分自身が稼ぐ立場にいるか否かの違いです。

 

相談相手としてどんな人がいいのか?「自分事」として聴きフィードバックをしてくれる人です。あなたが逆の立場になったときも「自分事」としてフィードバックできるようになりましょう。「自分だったらどうするか?」を念頭に置くことです。

 

そして、ある程度プランを作ったらあとは実際やってみることです。机上でつくったもの、想像で考えたものは所詮それ止まりです。ビジネスに答えはありません。お客さまの生の声をフィードバックしてもらうのが一番早い方法です。

 

最後に決めるのは自分です。あなたのビジネスです。当たり前のことですが、このことを肝に銘じておきましょう。でないとあっちこっちと軸がぶれてしまいます。結果、遠回りになります。「話しを聞くよりも、やってみないとわからないことってたくさんありました」あとになってきいたKさんのコメントです。

 

起業準備で失敗することって何ですか?

「起業して失敗するのがいやだから一歩が踏み出せない・・・」多くの人が直面する課題です。もしこんな気持ちになったら失敗とは何なのかを考えてみることです。

 

起業した後の失敗は、お金がなくなってにっちもさっちもいかなくなる・・・こんなイメージがありますよね?たしかに怖いことです。そうならないためにどうしたらいいか?起業前にできるだけの準備をすることです。起業した後に想定できることをすべてやり切ることです。

 

自分がやりたいことの深堀りができてなかった・・・お客さまの絞り込みが不十分だった・・・商品の練り込みができてなかった・・・売れると思ったものの反応がにぶかった・・・自分のことを知ってもらえる仲間がいない・・・自分のビジネスはこういうビジネスだと周囲にちゃんと言えない・・・

 

起業後の失敗で想定されることです。そうならないように起業前にすべてやり切ります。そうすれば失敗のリスクは下げられます。

 

例えば「自分のつくった商品は本当に売れるんだろうか・・・?」こんな不安が出てきます。いくら自分の中で考えても答えは見つかりません。実際に売ってみないとわからないからです。直接お客さまの反応をきかないと評価はできません。

 

だから起業前に売ってみます。起業前だから売れなかったとしても何も問題はありません。お客さまから良かったところと悪かったところをしっかりヒアリングすること。そのことで商品が磨かれていきます。これをテストマーケティングと言います。

 

起業前の失敗なんてありません。サラリーマンを続けながらハイブリッドで行動。いきなり会社を辞めるのではなく、給料は確保して起業準備していきます。うまくいかなくてお金がなくなることはありません。だから失敗はありません。むしろ起業後に同じ失敗をしないように起業前にできるだけたくさんの失敗をすることが大切です。

 

必要なことは行動です。不安に思う前にとにかく動いてみることです。起業前にどれだけ想定されたことに対し動けているか。動いた結果起こることをどれだけ体験できているか。起業の失敗リスクを最大限に下げる方法です。

 

起業へ向けた最初の一歩は何ですか?

最初にやることは環境を変えることです。環境とは自分の周りで接点をもつ人のことを言います。「自分がしたいことが見つからない。だからやることを決めないといけない」多くの人がこう考えます。でもここからはじめると行動がストップします。

 
自分が本当に好きなことってなんだろう?「本当に」と思いはじめたら堂々めぐりになります。自分さがしがはじまります。気がつくと止まっている自分になっています。本当に自分がやりたいことはそうそう見つかるものではありません。本当にやりたいことは行動してみないと見えてこないものです。「本当に」という形容詞を言っている自分がいたら要注意です。

 
起業へのカベを乗り越えるためにどうしたらいいか?それは一歩を踏み出すということです。踏み出してはじめて見える景色があります。起業は未知の世界です。一歩外へ出たらどんなことが待っているかわからない・・・たしかに不安だと思います。今まで慣れ親しんだ環境の中から踏み出すのって勇気が要ります。でもここが最初です。

 
踏み出した先には「なんだ、こういうことだったんだ」「取り越し苦労ばかりしてたなあ」「こんなことなら早く踏み出せばよかった」そんな気持ちになります。

 

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