会社が嫌になったから起業するは失敗のモト

「今の会社が嫌だから起業したい」「今の仕事にやりがいがないから起業したい」起業を考えるキッカケはそんな気持ちがスタートだったりする。最初はネガティブなものだ。でもネガティブを引っ張ったままではNG。そんな気持ちで乗り切れるほど起業は甘くない。本記事では会社が嫌な気持ちをどう変えていけばいいかについてまとめた。
まず起業準備はロングランになる。起業準備をしている過程で感情のアップダウンが発生する。モチベーションもその都度上がったり下がったり。そんな中にあっても離陸ゴールへ向けてやり切っていく気持ちが必要になる。
「転職して自分を認めてくれる会社がありました。こんな自分でもまだまだやれそうです。そんな気持ちになっています」それまで何十年も通った会社で一生懸命やってきたのにいきなりの左遷。全くやる気をなくして起業を考えたいと言っていた人。
「スクールに通っている頃はその時いた部署がとてもいやでした。でもその後異動になり、今は仕事がたのしくなりました。なのでモチベーションが下がってしまいました」起業家養成プログラムを6ヶ月にわたり受講。ビジネスモデルも創り上げ、あとは行動のみという段階で足踏みしてしまった人。
いずれも起業から頓挫してしまった事例だ。どちらにも共通するのが今今の状況から逃げ出したいからの一心で起業を考えていたこと。それだけでは起業は全うできない。というより起業という選択肢を選ぶべきではなかったということだ。
起業準備は言ってしまえばメンタルだけの勝負になる。サラリーマンをしながらなのでお金の心配はない。毎日会社に通いながらどうやってモチベーションを維持していくかがキモだ。モチベーションを保つにはそのことをどうしてもやり切りたいという気持ちが必須。つまり起業の先にどうなりたいかが明確であることだ。
起業への取っ掛かりはネガティブでも問題ない。こんな世の中をつくりたい!だから起業だ!そんなふうに志高く起業へ向かう人なんてごくごく一握りでしかない。みんな今の会社や仕事や人間関係がいやという気持ちからスタートする。もし本当にいやならこれから自分の人生をどうしていきたいのか、しっかり考える時間をつくってほしい。逃げ道として起業を選んだらいけない。そんな気持ちだと間違いなく失敗する。心得ておこう。
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