起業準備は、目標ゴールをゆるやかに決め動いてみよう

僕は独立してまだぜんぜん食えない頃、職業訓練校でアルバイト講師をしていました。本講座の講師にあわせ、定期的に生徒さんとキャリアカウンセリングをすることがありました。その時の出来事をふと思い出しましたのでシェアしますね。
Sさんは、訓練を終えたらコピーライターの学校に進むと決めていました。でも、訓練の中で学んだWEBがとてもたのしくなりました。どうせやるならもっと極めたい!その思いでさらに上のクラスに進むことにしたそうです。
その後、産業カウンセラーの方には「ちゃんとやりたいことを明確にして進んだ方がいい」と言われました。そう言われても何が本当にやりたいのかわからなくなりました。どうしたらいいんでしょう・・・こんな相談でした。僕は少し力みすぎかなあ?と感じ、アドバイスをしました。
「三宅先生は、ゴールはふわっと決めて、あとはふらふらやっていけばいいと言われましたよね。何だかとっても肩の力が抜けたんですね。世の中では、初心忘るべからずとか最初に決めたことをやり抜けってよく言いますよね。でもそうすると窮屈になっちゃうんです。先生の話、効いてますよ」
Sさんからの後日談です。
最初からやりたいことがはっきりしているのは稀なケース。だから、ゆるめにゴールを決める。あとはそのゴールへ向かいながら、流れにまかせてやっていく。あちこち寄り道してもいい。すると、その途中、途中で、「これは!」というものが見つかっていく。その感じたものに向け、また進んでいく。
起業準備のプロセスにも同じようなことがあります。自分が本当にやりたいことは何なのか?そのことだけを必死で考えていると袋小路に入っちゃいます。そんなときは考えるのをやめてみる。考えても答えが出ないときがとりあえず動いてみる。これが一番です。
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