働き方を変える副業と複業のちがい7つの視点

2019.03.31 (日)

フクギョウというと「副業」が頭に浮かぶだろう。これからの時代の働き方として推奨するのは副業ではなく「複業」だ。ではいったい副業と複業は何が違うのか。本記事では、働き方を変えていく指標として重要なテーマになる両者についてまとめた。

会社に依存するか否か


 

副業と複業でもっとも違うところは会社に依存しているか否かだ。副業は単に小遣い稼ぎや収入補填のためにやる仕事のことを言う。副業という文字通り本業があってのサブだ。副収入という言葉も本業収入があってのサブ。本業は今勤める会社だ。主従関係がそこにある。ということはどこまでいっても会社に依存しているということになる。

 

複業は会社とは別に自分の人生をつくっていく上で必要な働き方づくりをすることを言う。ゴールは自己実現にある。だからあくまで会社本業とは並列の仕事という考え方だ。主従ではない。

 

世の中には複業を促進するような先進企業もある。素晴らしいことだと思う。でも実際はほんの一部。現に相談に来る人の大半は「会社にバレないように・・・」ということばかり気にしている。

 

会社依存か否かは自律した生き方を選べるか否かにつながる。副業でなく複業。自分で人生をコントロールしていきたいのなら、まず最初におさえてほしい考え方の基盤だ。

 

収入プラス時間の切り売りと将来へ向けた仕事

 
副業とは何か?「収入を得るために携わる本業以外の仕事を指す。兼業、サイドビジネス、ダブルワークともよばれる。副業は就労形態によって、アルバイト、日雇い派遣、在宅ビジネス、内職などに分類される」ウイキペディアにはこう記されている。

 

つまり副業とは収入をプラスすることだけを目的に余った時間でできる仕事をするというもの。不動産投資、株、アフィリエイト、海外転売などが代表格だ。別にやりたくてやる仕事ではない。コンビニのバイトなどは時間の切り売りになる。

 

複業は、将来のために道筋が引けるようなシゴトづくりだ。自分がやりたいこと、大好きなことというのがスタートラインになる。最初の稼ぎは細々したものになる。ただ継続することでやりがいと収入両方を手に入れることができる働き方だ。

 

人とのつながり

 
仕事を介してできる財産に人とのつながりがある。お金には変えられないものだ。複業は志を持ってはじめていくもの。志のあるところには人が集まってくる。会社だけではできない有益な仲間ができる。見える世界も大きく広がっていく。

 

副業は自宅で一人でやっているケースが多い。ゼロとは言わないまでもそこから人とのつながりはできにくい。

 

本業会社との関係性

 
複業を始めると会社の本業にも良い効果が現れる。「これまで上司にここまで言うと支障があるかも?と我慢していたことを躊躇なく言えるようになった。すると意外に受け入れてくれた。今まであったもどかしさがなくなり働きやすくなった」天職塾で活動するメンバーの実際の話だ。

 
人は自分がやりたいことへ向かって進んでいることでモチベーションが上がる。それはまだ複業が形になっていない準備段階から表れる。現に天職塾のメンバーは日を追うごとに目が輝いてくる。自ら道をつくろうという気持ちが好循環になった事例と言える。

 

また自分でシゴトをつくる感覚が身につくと経営者的視点で物事を見れるようになる、サラリーマンで分業をしていると自分の部署のことにしか考えない。複業をすることで他部署との連携などを意識するようになる。そういう社員が増えることは会社にとってもメリットだ。

 

副業は会社にバレないようにコソコソ。どこまでいっても将来はない。精神的にも良いところはない。副業解禁から生まれる本当の効果はこういったものだと認識したい。

 

ずっと続けられる仕事

 
世の中で取り沙汰されている複業は、収入がなくても自分らしさややりがいを得ることを前面に出しているように見える。そことは一線を画す。最初は小さくてもちゃんと稼ぎがつくれるシゴトに育てていく。

 

ビジョンやミッションなどというと耳触りがいい。実際はそんな甘いものではない。どんなに高い志を掲げていても稼ぎをつくれないものは継続できない。複業をしながらちゃんと自分で稼ぐ力を身につけていく。重要なテーマになる。

 

サラリーマンだけではない働き方

 
複業というとサラリーマンがもう一つの仕事をすることと限定している感がある。そうではない。今後は、起業家や経営者であっても複業という考え方を入れていった方がいい。

 

事例を挙げてみよう。僕は、天職塾というコミュニティ運営と焚き火コミュニケーションと講師の三本立てでシゴトをしている。「どれが本業なんですか?」多くの人に質問される。答えは「全部本業です」だ。

 

三つともに好きでずっと続けていけるシゴトにしようと考えている。だから本業なのだ。一見全く違うことをやっているように見えるかもしれない。でも自分の中では繋がって相乗効果を発揮している。時流によって収入バランスも変わる。お互いに補完し合う関係になっている。

 

たった一つのことにこだわる必要はない。起業家は好奇心のまま自由に仕事ができるのが醍醐味。やってみてこれはイケる!と感じたものに突っ込んでいく。そのときの気分や状況に合わせパワーを注げばいい。それだけの話だ。

 

サラリーマンが別の仕事をつくるパターンだけが複業ではない。上記にように起業家が好奇心や熱量のまま複数の仕事をしていくことも複業と呼ぶ。本業はいくつあってもいい。

 

ただここで一つ重要なことがある。一見全く違う仕事に見えるものであってもその根っこはたった一つであること。これがないと単に思いつきでいろいろやっているに過ぎない。複業にはその大もとになる自分軸が必要だ。自分軸のない複業は遅かれ早かれ糸の切れた凧になる。

 

時流を感じて動くこと

 
副業が取り沙汰されるようになったのは厚生労働省が副業解禁を掲げたことにある。働き方が多様化してきたことで複業という言葉もちょくちょく見かけるようになった。

 

まだまだ実態はそこまでいっているとは言えない。ただ一方で国が推進すると時流が変わるとも言える。働き方改革などはその例だろう。その言葉が世の中に出た頃は広まるとは思えなかったことが今では普通になっている。

 

世の中で当たり前になった後に動き始めても新しいことはできない。どうせやるなら自ら道を切り拓いた方がたのしいはずだ。まだ複業が本当のカタチになっていない今、自分なりの働き方スタイルをつくっていくことをおすすめする。

 

まとめ

 
副業にするのか複業にするのかは自分次第。仕事をどう捉えるかということだ。働き方は生き方につながっている。人生どうありたいかがあって手段として働き方がある。生き方を変えていきたいのなら複業。しっかりとした指針を持とう。

 

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