こんな考えだと起業に失敗する7つの理由

2019.05.14 (火)

起業に失敗する理由とは何だろう?本記事ではホリエモンや孫さんといった特別な人ではなく、昨日まで普通のサラリーマンだった人が起業して失敗するケースをまとめた。その時になって後悔しないよう起業前に知っておいてほしい。

 

とりあえずで独立する

 
まずは自身の失敗体験談から披露する。ふとしたことから起業1年目のことを思い出した。週に1回放送しているインターネットラジオ。話の聴き手でありプロデュースしてくれているパートナーが「三宅哲之」で検索をしていたらしい。すると「アラフォー専門婚活コーチ」なるものが出てきたと。実は僕が起業1年目に試行錯誤していた時代のもの。びっくりだ。

 

何度かコラムでも書いているが、僕にはサラリーマン23年の経歴がある。3つの会社を渡り歩いた。その過程ですったもんだした。最後の会社はいやでいやでどうしようもなくなって辞めた。まさに切羽詰まった感じだ。なので何をするかも決めないままとりあえず独立した。

 

独立するとき収入の糧になりそうだった唯一のものが婚活だった。独立前につながりのあった友人が婚活ビジネスを展開していた。その人が受けきれない案件、つまりおこぼれをいただけるという話があったからだ。

 

そのことだけをアテにしてスタートを切った。今思い返せばかなり無謀な状態。そもそも口を開けて待っていてまわるほど商売は甘いものはない。案の定、おこぼれなんてほぼ出て来なかった。挙句はビジネスとしての契約と役割分担が不明瞭なことが原因で関係は決裂。最悪の結末になった。

 

その後、食べていかないといけない。そこで始めたのがこの婚活コーチ。結婚相談所と提携して新たに自分でビジネスをスタートしようとした。まずは集客ということで当時流行していたアメブロを書き始めた。本を読んだりセミナーに参加したりしてブログを学んだ。でも一向にアクセスは増えなかった。

 

ユーチューブでPRする動画も手づくりした。「あなたは今苦しんでいませんか?」そんな問いかけをしていたようだ。「自宅の隅っこで自撮りしているのがすぐにわかりました。見ている人ではなく、三宅さんの方が苦しんでいるって感じでしたよ笑」何かのきっかけでその動画を見つけた知人の話。今では笑い話だ。

 

あとになってわかったことは、集客ノウハウには正しい手順があるということ。自己流でいろいろやっても成果なんて出るはずがないということだった。そんなこともわからず、いろんな情報を自分で集めて自己流でやり続けていたのだった。「自己流では成果は出ない」失敗経験からの学びだ。

 

それ以前になぜ婚活コーチなのか?そんな理由が全くなかった。行き当たりばったりでこれならできるかも?そんな軽い気持ちで始めたのも失敗の原因だった。ビジネスは継続が命、継続するためには自分軸になるもの、わくわくするもの、熱量が上がるものじゃないといけない・・・この失敗経験を通じて腑に落ちたものだ。

 

婚活コーチの失敗は今の自分を形づくる基盤になった出来事だ。その間お金はどんどんなくなって苦労した。でも意味のあることだった。問題はこれが独立した後の出来事だったこと。できたら起業前に試行錯誤しておくべきだった。

 

起業へ向けた失敗はたくさんするべきだ。そうしないと答えはなかなか見つからない。起業してからの失敗はもちろんある。ただ多くの失敗は起業前に集中しよう。理由はシンプル、起業後に比べればダメージがとても小さいから。失敗を重ねることは成功へつながっている。間違いない。

 

方向性を決めていない

やってはいけないことの最たるものとして、起業後に自分の方向性を模索するということがある。どういうことなのか?まずこちらを一読してほしい。

 

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起業して1年目の頃、三宅さんは会うたびに違うことを言ってました。こんな新しいことをやりたい!と。名刺も毎回コロコロ変わってましたね。いろんな方向性を模索していたんだと思いますが、名刺が変わるということは方向性が定まっていないということですよね。最初の頃、こんなふうに言ってたのに何で脱線するの?それでご飯が食べていけるようになるまで大変だよなあ・・・と。そんなきびしい中にありながら時々10万円単位のセミナーも受けたり。今だから言える話ですが、正直大丈夫なのかなあ??と感じてました(苦笑)
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ある日、僕のことを公私ともに誰よりも知る友人がこんな話をしてくれた。改めて聴いてなるほど・・・と再認識させられた。

 

40代以降サラリーマンとしてアップダウンの人生を送った。パワハラ、転職、倒産、失業、再就職、仕事を干される・・・精神的に追い込まれて会社を辞めざるを得なかった。46歳のときだ。

 

「辞めてからはじめれば何とかなるだろう」追い込まれて見切り発車。毎日が自由な時間。好奇心だけは人一倍旺盛。そんなことも手伝って友人のコメントのような状態だったわけだ。

 

毎日のように減っていく貯金残高。お金がないので外食は極力減らす。たまに家族とファミレスに行っても自分は最安のメニューを頼む。マクドナルドでもポテトを頼むか否かを悩むような日々。そんな1年の結果はなんと年収200万円台。明細を見たときの衝撃とショックは今でも忘れることができない。

 
失敗経験は豊富なのでもう一つエピソードを紹介する。ある日、ランチを終え街角を歩いていると1枚のポスターが目に入った。探偵紹介のポスターだった。ポスターを見てなぜだか起業してすぐの頃の映像がよみがえってきた。

 

自分のやるべき柱が決まっていない。あれもやりたい、これもやりたいと好奇心だけは旺盛。時間が自由になったからあちこち顔を出してみる。でも毎日売上らしい売上が上がらない。でも生活費、社会保険、税金、住宅ローン、今まで通り支払うものは出ていく。貯金はどんどん減っていく。お金が溶けるようになくなっていく。「どうしよう・・・」焦りだけの毎日。

 

そんなある日、街角でポスターを見つけた。探偵のフランチャイズ?こんなのもありかな。ちょっと行ってみよう。そんな軽い気持ちだった。新宿にある雑居ビルの一角。小さなエレベーターを降り、暗い事務所で年配のおっさんと面会。「みなさん、こんな感じでやっていらっしゃいますよ(笑)・・・」思い返せば胡散臭ささ満載だった。

 

成果が出ないと、とりあえず外に行って動いていないと不安になる。闇雲にあちこち顔を出す。でもすべてが空回り。何をどうやればいいのか?方針すら立たない毎日。こんなことで家族には心配をかけられない。一人ぼっちだった。だれも相談できる仲間がいなかった。堂々巡りだった。日々悶々としていた・・・

 

きちんとした起業準備をせずに見切り発車するとどうなるのか?自分の軸を決めずに独立するとどんなに大変な思いをするのか?いやというほど痛感した。これから起業を志す人にはぜったいこんな目をしてほしくない!自分と同じ思いはさせたくない!後になってそんな強い思いにかきたてられた。

 

起業前にしっかり自分としての軸をつくること。お互いに相談し合える仲間をつくること。起業準備は「正しい手順」で進めること。起業前からお客さまになりそうな人を少しずつ集めていくこと。全ての学びはこうした失敗経験から得たものだ。

 

成功の意味が理解できていない

 
独立起業が成功するというものさしって何だと思うだろう?有名になること、お金をガンガン稼ぐこと、ハワイへ行くこと。そんなイメージを持っていないだろうか?あやふやなゴールを描いているとおかしな方向へ向かう。

 

起業の成功は事業が継続していることだ。継続するということはお金がまわり気持ちが続いているということ。起業するといろんなことが起こる。良いとき、悪いとき。うれしいこと、つらいこと。良いときはいい。重要なのは悪いときをどう乗り切るかだ。

 

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さまざまな試行錯誤を経て思うのは、良いときだけ結果を残すのではなく、悪いときでも大崩れしないようにする。どんなときでもベストを尽くす。悪いときでも悪いときなりにちゃんと収めることができて、お店も強くなるんだと思います。
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脱サラして悪戦苦闘しながら、10年かけてかき氷の繁盛店をつくった店主の話から抜粋したフレーズ。まさにこの通りだ。成功することは続けて行くこと。それ以上でもそれ以下でもない。どこへ向かうかを明確にしよう。

 

先輩との接点がない

 
起業したらどんな状態になるのか?ある程度イメージができているのとそうでないとでは差が出る。イメージを持っていたらその場に至っても慌てることはない。どうしたらイメージが持てるのか?それは実際にやってきた人の話を聴くこと。つまり先輩談だ。

 

「いろんな人と話ができるので視野が広がりました。話しているとアイデアが出てきます。アイデアが出てくると、だれかに話したくなります。するとだれかとつながります。だれかとつながるとまた視野が広がります。こんなサイクルが動き始めます。これが1年、3年、5年と続いたらどれだけ成長できるんだろう?大変ですがほんと毎日がたのしいです」

 

「寝ていても朝5時くらいに目が覚めます。あんなことこんなことができるんじゃないかとひらめくから。朝から晩まで仕事をしていてもまったく苦痛じゃない。人からアイデアもらうことのたのしさ。それがすぐ実行に移せる醍醐味。やらされている仕事じゃありません。すべて自分の判断で何でもできます。たのしくてしょうがないです」

 

知り合い起業家のコメント。ここではたのしいことについて記した。逆に苦労することだってもちろんある。起業の実際を知るには実際に活動している人の話に勝るものはない。先輩との接点づくりをしていこう。

 

儲かりそうで始める

 

「儲かりそうだから」「市場がありそうだがら」という考えでビジネスを始める人がいる。もちろんマーケットは重要。でもそもそも儲かるかどうかはやってみないとわからない。商品は自分がつくるものではなくお客さまが買うものだからだ。

 

【働く喜びこそが仕事を完璧なものにする(アリストテレス)】こんなが言葉ある。世界を見渡したときお金儲けをしたいからといってよい仕事ができた人はほとんどいなかったようだ。自己実現できるから。やっていてたのしいから。良い仕事ができるシンプルな要件と言える。

 

儲かりそう・・・で入るとモチベーションが長続きしない。ビジネス成功にとって重要なのは「継続した情熱」。どんなことがあってもへこたれず、たのしく前を向いて進んでいけるかだ。「心からたのしいと思える仕事を自分でつくりだす」これしかない。

 

自由を履き違える

 
独立起業すると、毎日の時間はすべて自分の時間になる。今さら言うまでもないことだ。朝何時まで会社に行かないといけないというのもなくなる。何時に起きようが、今日一日どうやって過ごそうが、誰と付き合おうが自分次第。誰もとがめる人はいない。すべて自己完結だ。

 

その日は自宅書斎で朝から小冊子の執筆をしていた。お昼をまわり、次の原稿が進まない、アイデアが出ない、どうしよう?そんなときは近所の公園を散歩する。歩きながら秋の青空を眺め、おいしい空気を吸っているといろいろアイデアが湧いてくる。脳が浄化される感じがする。出てきたアイデアを忘れないようにメモして家に着いたらまた仕事を続ける・・・

 

ちなみにその日は月曜日。こんな日の公園って想像できるだろうか?人もまばらシニアの人がゆったりと過ごしている。週末のようなごちゃごちゃ感はない。月曜のお昼すぎにこんなことができるなんてサラリーマン時代には想像もできなかった話だったりする。

 

自由っていいな、そう思うだろう。でも自由なことはいい話ばかりではない。時間が自由ということは縛りがないということ。誰もとがめないからサボっても何も起こらない。人はラクな方へ流される動物。自己管理ができなかったらとんでもない方向へ進んでしまいかねない。

 

すべて自分が決めるということは今まで以上に自分を律する必要があるということ。独立すると一人でパソコンの前に向かうことが増える。仕事をしながらもメールが気になったりフェイスブックを見ていたり。気がつくと「もうこんな時間!」ということになっていたりする。

 

さらにあとに予定がない日は時間の歯止めがないのでついダラダラしがちになる。メールは朝とお昼と夕方しか見ない、この1時間でこれだけのことをやり切るといった自分なりのルールを決めておく必要がある。高度に集中した後に深いリラックスすると脳みそが快適になるという。「集中力」は起業家が身に着けるべき必須のスキル。今からトレーニングしていきたい。

 

まとめ

 
独立起業して一番良かったことは何ですか?よく訊かれる。迷わずこう答える。「毎日生きている実感があること」だと。サラリーマン時代。9時までに出社し夜まで勤めるということが決まっていいた。それがなくなる。すべて自分で決め自分で行動する。昨日と同じ日は二度とない。今まで出会うことがないような人との接点が生まれる。視野が広がる。

 

「自分で一日をつくる」こんな表現をしている。手帳に予定を書き込む作業一つにしても、サラリーマンの頃予定を入れていたのとは別物。自分でつくっているからだ。この積み重ねが「人生を自分でつくる」「人生を自分で切り拓く」ということにつながっていく。起業すると人生ってこんなに豊かに過ごせるんだ・・・そう感じることだろう。近道を進むために失敗する考え方を知っておこう。

 

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