「定年後の収入が不安」「今の会社に残り続けることに限界を感じる」「本当にやりたいことを仕事にしたい」— 50代を迎え、このような人生のモヤモヤを抱えていませんか?
かつての「定年まで勤め上げ、悠々自適な老後」というモデルは崩壊しました。人生100年時代、50代はむしろ「第二のキャリア」を築くための最高のスタートラインです。
高額な初期投資や店舗は必要ありません。あなたが培ってきた経験や知識を価値に変え、資金リスクを最小限に抑えてスタートできます。その答えこそが、身の丈に合った低リスクな起業スタイル「一人商い(こあきない)」です。
この記事では、16年にわたり50代・40代のキャリア支援、起業サポートを行ってきた経験に基づき、50代からの起業を成功軌道に乗せるための共通点、失敗事例、そして低リスクで始められる身の丈「一人商い」の具体的な進め方を最新の事例と共にご紹介します。
読み終えることで、不安を希望に変え、自分らしい人生を歩み出すための具体的な道筋と手順を手に入れられます。
目次
50代起業の現状と最新トレンド:なぜ今が身の丈「一人商い」のチャンスなのか?
1. 50代を取り巻く厳しい現実と意識の変化
長引く経済の不透明感、AI技術の進化、そして企業における雇用形態の激変は、50代のキャリアに大きな影響を与えています。
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企業内リスクの増大: 役職定年による年収激減、早期退職制度の常態化、組織再編による望まない異動・降格など、「会社にしがみつく」ことのリスクがかつてなく高まっています。
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公的年金の不安: 受給開始年齢の繰り下げや、2000万円問題に象徴される「自助努力」へのシフトは、現役期間の延長と現役時代の収入源の多様化を必須にしました。
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人生100年時代の再定義: 50代は人生の折り返し地点であり、「残りの50年」をどう生きるか、「やりがい」と「収入」の両立へのニーズが高まっています。
「レールからはずされた」「年下の役員に仕えたくない」「心底自分らしいとは言えない」— 相談者の声は、今の働き方への限界と、自律的な人生への渇望を示しています。
2. 50代が持つ「起業成功」のための圧倒的な財産
不安の裏側で、50代は他の世代にはない起業の成功確率を高める強力な財産を蓄積しています。この財産こそが、「一人商い」の商品そのものになります。
| 50代の「起業資源」 | 身の丈「一人商い」における優位性 |
|---|---|
| 無形の経験と知見 | 20〜30年の職務経験は、それ自体が「商品」になる専門知識・解決力です。自分が平凡と思っていることこそお宝。これが仕入れゼロの「一人商い」の基盤です。 |
| 人的ネットワーク | 顧客、取引先、同僚、部下・・・初期のお客様や事業パートナーとなる、広範な人脈。広告費を抑えられる「ご縁」からの仕事獲得につながります。 |
| 生活コストの安定 | 子育てのひと段落、住宅ローンの目途などで、40代よりも身軽になり、リスクを抑えたスタートを切りやすい。 |
| 社会的信用力 | 会社員としてのキャリアは、金融機関やパートナー企業との取引において一定の信用力となります。 |
50代からの起業で成功する人・失敗する人の共通点
これまで数多くの50代・40代の起業家を見てきた中で、「ずっと続くシゴト」を実現している人たちには明確な共通点があります。これは決して特別な才能ではなく、意識と行動の「基本」です。
成功する人の10の共通点
成功している人々は、「凡事徹底」と「未来志向」を徹底しています。
人とのやりとりの基本ができている
時間を守る、約束を守る、レスポンスが早い。これらは商売の基本中の基本。相手を不快にさせない誠実な姿勢が取引の有無を決めます。
メールで案内しても何の返事もない。約束の時間に何も言わず平気で遅れてくる。開始直前になってキャンセルをしてくる。事前案内をしているのに「何階でしたっけ?」と開始直前に電話をしてくる。名刺を渡すとき座ったまま受け取る・・・
メールで質問して回答があっても何の音沙汰もない。届いたのか否かさえわからない。質問内容が踏み込んだものだったらそれなりに時間をかけて返信する。それに対し返事すらない。
ホームページ経由で電話で問い合わせをしてくる。こちらが名乗っているにもかかわらず自分の名前を名乗らない・・・
驚くかもしれませんが、こんなことが日常茶飯事で起こります。もしこれがビジネス上のことだったらどうなると思いますか?
その時点で「この人とは取引できないなあ・・・」相手はそう感じてしまいます。打合せに入る前にジエンドです。
コミュニケーションは対面だけだと思っていたら大間違いです。電話やメールもすべてコミュニケーションです。特に個人で仕事を始めると対面以外のコミュニケーションの比重は大きくなります。
ちゃんとした姿勢がないと人との関係はアウトです。コミュニケーションはキャッチボールつまり「相手ありき」です。
相手のことを考えられないようならお客さまのことなんて考えられるはずがありません。基本中の基本と認識しておきましょう。
素直である
他者の意見をいったん受け止め、実行できる柔軟さ。「でも…」「ただ…」と否定から入らず、フィードバックから学び成長を続けます。
素直とは周囲の話をいったん受け止められることをいいます。言い換えれば人の話がちゃんと聴けることです。
「自分はこうしたい、ああしたい」ばかりを主張する。「○○さんの立場ならこうすると思いますよ」「こんな考え方もあります」「そういうときはこんな方法があります」と相手が自分のためにフィードバックをしてくれているのに「それは違うと思う」「自分はこう思う」と反論する。
「でも・・・」「ただ・・・」という枕詞ですべてに否定から入ってしまう。こちらからのアドバイスに耳を傾ける様子がない。
持論をふりかさじている人はそのうち誰からも相手にされなくなります。素直になれない人に成長はありません。
第三者の意見にはしっかり耳を傾ける。相手の話を聴き、なるほどといったん受け止める。受け止めた後にどうするかを考える。
素直に聴く人には相手もどんどん話したくなります。情報がたくさん集まるから成功する確率も上がります。特にお客さまに関わることには超敏感になりましょう。
そして良いと思ったことはそのまま実行します。初めてのことには自己流を入れたりしません。そのままやるというのがポイントです。その方がレバレッジが効くからです。起業は周囲に応援してもらえる存在になることがとても大切です。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということわざがあります。世の中で偉大と言われる人はもれなく「謙虚」な人です。
行動できる
チャンスを掴む決断力とスピード感が旺盛。ただし、「考え過ぎて動けない」人とは異なり、熟慮した上での即行動が特徴です。
起業がうまくいく人はとにかく「やってみる」という気持ちが旺盛です。いつもアンテナが立っていて目の前を通り過ぎるチャンスをつかみ取ろうとします。
自分なりに予感を感じるネタを入手したとします。「じゃあ、それいつできるの?」「いつからやるの?」「すぐやろう!」そんなノリです。それやるとどうなるの?どうする?やる?やらない?グダグダ言っている暇があったらまず行動します。
チャンスは思わぬところで急にやってきます。そこで躊躇していたらせっかくの機会は逃げていきます。必要なのは決断力とスピード感です。
うまくいかない人はどんどんチャンスを失っていきます。チャンスはそうそうまわってくるものではありません。
例えばランチをしている時。雑談の中から「こんなのどう?」「企画にしてみようか?」そんな話が出たとします。
「それっていいね、やろう!」とすぐ言えること。打てば響くという感覚です。「それやるとこんなことが心配されるから・・・」「もしこうなったらどうするの・・・」と否定的な意見から入っていたらそれ以上話は膨らむことはありません。
一つ誤解しないでほしいことがあります。とにかく動けばいいというものではないということです。「考え尽くして動く」ことを覚えておいてください。
正しい手順で自分なりにもうこれ以上考えられないというところまでやり尽くしたプロセスがあるから決断して動けるのです。
実際に事業をやっている人に相談すると「そんなことを言っている暇があったらすぐに動けばいい」という答えが返ってきます。
そうなんだと鵜呑みにしてはいけません。すぐに動けばいいの背景にはしっかり考えた前提があります。
一方うまくいかない人は「考え過ぎて動けない」という状態になります。「考え尽くして動く」と「考え過ぎて動けない」の違いを理解してください。
商いの答えはお客さまが持っています。お客さまにしか答えは出せません。だから行動し続けます。途中で凹んでも立ち直って動き続ける。そうすることで道が拓けていきます。行動することをやめた時が失敗です。
あきらめずにやり続ける
最初のうちは結果が出なくても、「工夫」と「修正の試行錯誤」を繰り返し、前向きに進み続けます。
自分で商いを始めても最初のうちはお金になりません。本当にこれでやっていけるの?と不安になったこともたびたびあります。
でもとにかくやるしかないと決めています。そんな中、自分なりに工夫をしていきます。これがだめなら別の方法はないかと柔軟に考えます。
少しずつでも前進します。踏ん張りがあります。前向きに物事をとらえていきます。その繰り返しがしなやかで強い心をつくっていきます。
あきらめずにやり続けるとどうなるでしょうか?お客さまに受け入れてもらうにはどういう商品サービスにしたらいいか?時代を先取りするにはどうしたらいいか?
どうしたらお客さまにより伝えられるようになるのか?そんなことを日々考え尽くすことになります。やってみては修正の試行錯誤を繰り返していきます。
人を大切にする
短期的な利益ではなく、出会った人とのご縁を大切にします。周囲を大切にする姿勢がお客さまを大切にすることにつながり、応援の輪が広がります。
成功している人は「ご縁からシゴトが生まれた」とみんな同じ話をします。ご縁がつながるのは出会った人を大切にするからです。
利益どうこうではなく、この人のために何かしてあげようという気持ちから生まれます。ご縁をつくれる人は家族や仲間も大切にします。
自分のことだけを考え、自分さえよければいいとは思いません。周囲のことを気にかけています。気配りができます。周囲を大切にするということはお客さまを大切にすることにつながります。
ちなみにご縁は意図的にこの人とつながってできるものではありません。自然なながれから生まれるものです。
ご縁はその場で即効性のあるものではありません。その場で「仲良くなっておく」ことから始まります。仲良くなっておけば何かのときに思い出してもらえます。
たくさん出会い中で自分のことを思い出してもらえる存在になることが重要です。できることなら相手のために何かをしてあげられたらベスト。
何かをしてあげるというと大げさに思えるかもしれません。実際は些細なことで十分です。例えばその人が書いているブログをSNSで紹介してあげるなどです。
「情けは人のためならず」と言います。人を思いやる気持ちがやがて自分にも戻ってきます。世の中に一人で成功できた人なんていません。日々誠実に生きていけるか。どれだけ周囲から応援される人間になれるかです。
期限を決めて動く
「いつか」ではなく、「〇月〇日までにやる」と具体的な期限を設定し、自分を追い込む状況を作ります。人は「お尻に火がつかないと本気にならない」からです。
成功軌道に乗っている人は、やるために期限を決めています。これまでサポートしてきた中で起業が成就できなかった人は期限がない人です。そういう人はいつまでも中途半端な状態にいるかそのうち頓挫してしまいます。
起業準備をはじめたけど仕事が忙しくてなかなか時間がとれない。やろうやろうと思うけどなかなか手につかない。
ある日、新たなプロジェクトに入れさせられた。部署が異動になってますます時間がなくなった。できない言い訳を考え始めた。
気がついたら起業したいことなんてどこかに頓挫していた。起業は数年前の単なる夢に終わっていた・・・
実際にこんな例をたくさん見てきました。2ヶ月後には会社を辞めないといけない。退職届を出した。どうしてもやらないといけない状況になった。
極端な例ですが追い込まれたものがないと自然にそうなってしまいます。人は知らず知らずラクな方へながされてしまうからです。
コミュニティOBメンバーは「本当の意味で動き始めたのは会社を辞めてからですね」と口をそろえて言います。
人はお尻に火がつかないと本気になりません。本気で自分の道を拓きたいのなら期限を決めてかかってください。期限を決めたらカウントダウンが始まります。やるしかないという状態をつくるのが得策です。
オンリーワンである
誰もが思いつく領域ではなく、「えっ、それが仕事に?」と言われるようなニッチなニーズに目を向けます。あなたの人生そのものがオンリーワンの資産です。
この言葉には2つのポイントがあります。
一つは「あったらいいな」と思うお客さまのニーズを掘り起こしていること。もう一つが狭い範囲でニッチなところへ目を向けているということです。
既に世の中に存在しているような領域で新しい発想は生まれません。また多くの人が参入するような場所では自分だけのポジションをつくるのは難解です。
こういうとハードルが高く感じられるかもしれません。そうではなく、誰にでも思いつくようなことと自分の中にあるものをつなぎ合わせていきます。
アイデアは行動に移してはじめて価値をつくります。多くの場合はアイデア止まりで終わってしまいます。
「それって自分もあったらいいなと思っていたことなんだよね」と言われるものです。思っているだけでは価値になっていません。
オンリーワンをつくるもう一つの視点があります。それはあなたが歩んできた人生です。世の中に同じ人生は二つとありません。つまり人生そのものがオンリーワンなのです。
「こんな人生を歩んできたからこのシゴトをやっています」と言えるものにしていくことです。起業は業を起こすと書きます。つまり自分でシゴトをつくることなのです。
既成概念を取っ払って物事を見る習慣をつけることでオンリーワンを見つけることができます。
たのしくやる
仕事への熱量が「たのしさ」として伝染します。たのしんでいる人の周りには自然と人が集まり、成功を引き寄せます。
シゴトのことを話すときはとてもたのしそうな表情をする。自分でシゴトをつくってきたのだからたのしくて仕方がない。
お客さまからこんな反応をもらった、じゃあ次はこうしよう、ああしようとすぐに試してみたくなる。そしてすぐに実行できるのも醍醐味です。
人は年齢を重ねるとわかったようなフリをするようになります。経験が邪魔をしてシンプルな自分を出さなくなります。
そうではなく何歳になっても新鮮さを求め小さな感動を口にできる。既存のものではなく初めてにこだわってみる。
世の中はたのしんでなんぼです。たのしさは伝染します。自分がたのしんでいると相手もたのしくなります。自分がたのしんでいないと相手もたのしくなりません。
たのしそうにしている人の周りには人が集まってきます。人が集まる人は成功します。
成功する人とは、そんじょそこらにはいないような非凡な人のように思っているかもしれません。でも実際そんなことはありません。
日常に対してシンプルにアンテナが立っている。これってたのしいよね!と素直に思えること。普通に考えたらおかしくない?と疑問に感じられること。
そんなある意味いたって平凡な人です。世間体とか常識とかつまらない鎧を脱ぎ捨てて、子供の頃の純真な心に戻ってみましょう。それだけで見える景色が変わってきます。
「○○だからできない」でなく「どうしたらできるのか」と考える
「時間がないからできない」とできない理由を探さず、「どうしたら時間をつくれるか?」と解決策に発想を転換します。
常日頃「○○だからできない」と言っているときはありませんか?それはできない理由を探しているだけです。本当に実践する人は「どのようにしたら○○できるだろうか?」と発想します。
起業準備をはじめたけど途中でとん挫してしまうケースに「時間がないからできない」というものがあります。本業が忙しくなって時間が確保できなくなったというものです。
時間がなくなると、だんだんとシゴトづくりについて考えることが少なくなります。考えることが少なくなるとモチベーションは下がっていきます。
そのうちに最初の頃の気持ちはどこかへ消え失せていきます。別にやらなくても毎日生活ができるからです。
成功する人は、「どうしたら時間をつくれるのだろうか?」と考えます。毎日の会社での作業を見直す、早く仕事を終わらせようと意識する、仕事を始める前に今日の目標終了時間を決めてみる、などの方法を講じます。
毎日早く仕事を終わらせようとしたら、ゴールとして何が必要かを意識するようになります。漫然とやっていた仕事を効率アップするにはどうしたらいいか実践するようになります。実践できたらそれ自体がシゴトネタに育つかもしれません。
ダラダラと周囲のながれに任せて会社に残っていたことってありませんか?僕もサラリーマン時代はよくありました。「毎日忙しいから・・・」が口癖でした。
忙しいとは心を亡くすと書きます。忙しいが口癖になっていたら自分は心を亡くしています!と明言しているようなものです。
会社時間を短縮できないのなら時間をつくる。一日15分わずかの時間でもいいので、必ず考えたり行動したりする時間を習慣化する。早めに出勤して会社の近くのカフェでやってみるなど手の打ちようはいくらでもあります。
人は経験したことがないことには不安を感じます。「これだからできない」「あんなことがあったのでできなかった」言い訳をしがちです。
不安を取り払うには、理屈でなくまずやってみようという姿勢をもつことです。理屈ばかり先行する。机上で百点満点を狙おうとする。できない理由ばかりを口にする。それでは前に進みません。
頭でっかち、机上論にはピリオドを打ってとにかくまず始めちゃうことです。「60点とれたら動く」ことを意識に置いてください。
苦労を苦労と思わない
成功している人に「これまで苦労したことは何ですか?」と質問します。すると、
「苦労ですか?うーん、苦労ねえ・・・ないなあ・・・思いつかないですね。最初は仕事がなかった、でも当たり前のことだし・・・」
「えっ?苦労って何ですか?言わないといけないですよね?やりたいことしかやってないからなあ」
ほぼ全員からこんな反応が返ってきます。みんな苦労を苦労と思っていないのですね。苦労というより解決すべき課題という感じです。
サラリーマンをやっていると「今日は会社に行きたくないなあ・・・」と思うことがあります。起業したら「今日は何もしようかなあ・・・」となります。行きたくない気持ちになることなんてありません。
サラリーマンの親の立場で子供が会社に行きたくないと言えば、「とにかく行かないとだめだよ」と言います。起業家の親なら「今日か行かなくてもいいよ、どっかに遊びに行ってきたら?」と言います。
今すぐわからなくてもいいです。この感覚、なんとなく受け止めてみてください。
自分をもっている
周囲の声に振り回されず、「これだけは譲れない」というポリシー(自分軸)がある。自律し自立した姿勢が、共感と信頼を生みます。
「塾というと答えを聞きに行くところと思っていました。でもここでは自分で考えて答えを出すトレーニングをするところなんですね。起業は正解がないから正解探しをしてもしょうがないことがわかりました」
コミュニティスクールに通ってしばらく経った人の話です。シゴトづくりは学校の勉強ではありません。受け身では何も生まれません。自らがハッと気づき、腑に落ちたときにはじめて物事はガラガラと動き始めます。
「あの人って自分をもっているよなあ」そんなふうに感じる人がいます。自分をもつとはぶれない軸があるということです。
成功している人はみんな自分をもっています。ポリシーがあります。これだけは譲れないというものがあります。軸がある人の周りには共感が生まれ人が集まっていきます。だから成功へとつながります。
シゴトづくりは一人でやっていくものです。自分が決め、人に頼ることなく行動していく必要があります。
サラリーマンをやっていると無意識のうちに会社に依存する姿勢がにじみついてしまっています。いつも誰かにサポートしてほしい、仲間と一緒にやっていきたいといった気持ちがある人は前に進めません。
相手のよって態度が変わる、周囲の声に振り回される、あちこちで情報ばかり集める、周りはすごいなあとばかり言っている、次から次へノウハウ集めでセミナーを渡り歩く、友人と一緒に起業したいと思う・・・
自分をもっていない人によくあるケースです。自分を律する「自律」、自分で立つ「自立」。起業に成功する人は自律して自立しています。
凡事徹底できる
以上が起業して成功する人の共通点です。「なんだ、当たり前のことばかりじゃない」と感じたかもしれません。そう当たり前のことばかりなのです。
凡事徹底と言います。当たり前のことをばかにせずにちゃんとできるか否か。商売は人としてきちんとしているか否かが分岐点です。当たり前とは本質ということです。本質を理解し実践できる人のみが本物になれるのです。
このどれかに当てはまっているからだめという意味ではありません。世の中にそんな完璧な人間なんていません。
もし、そういう傾向があるなと思うものがあったら、今から意識して改善していけばいいだけのことです。
人は失敗の繰り返しから成長していきます。挫折や苦労がその人の厚みをつくり、人間力を高めていくことにつながっていきます。
50代起業のおすすめ職種例:「経験」を「身の丈商品」に変える
起業におすすめの「職種」は存在しません。50代からの起業は、「世の中にないシゴトを創り出していく」プロセスだからです。
大切なのは、既存の職種に当てはめることではなく、あなたの持つ無形の経験を「専門性」としてニッチな市場に届ける身の丈「一人商い」の形にすることです。
コミュニティOBOGの具体的な成功事例
コミュニティからは、既存の枠にとらわれない様々な「専門家」が誕生し、成功を収めています。
| 成功事例 | 共通点 |
|---|---|
| 野営家 | 大好きを基盤に知識や経験を教える「アドバイザー」型|趣味としてやってきたアウトドア、サバイバル技術をコンテンツ化コミュニティ運営。 |
| ウソの見抜き方の専門家(元刑事) | 過去の異色の経歴を活かした「ニッチな知見提供」型|経歴知識を体系化し、法人向けセミナーや個人向け講座というコンテンツとして販売。初期投資は資料作成費のみ。 |
| シニア旅のパートナー | 特定の顧客層(ニッチな市場)に特化した「コンシェルジュ」型。|人生総ざらい最大のワクワクと業務で培った英語力を活かし、シニア層に特化した旅行プラン作成・コンサルティングを提供。 |
| ギフトマンガプロデューサー | 既存スキル(漫画)とニーズを掛け合わせた「職人・制作」型。|大好き趣味を漫画家をマッチング、制作代行サービスという形で受注。 |
| セカンドフィットネスパートナー | 健康・予防など、人生100年時代に必須の「対人支援」型|業務委託で培ったスキルと自身のメンタル経験を掛け合わせてパートナー支援スタイルを構築。 |
これらの共通点は、ニッチな分野で「専門家」として立ち、人に教えたり、職人として仕事をするという点です。
今後、情報過多の時代において、AIでは代替できない「人に寄り添う」「人の心を動かす」アドバイザー、コンサルタント、職人といった対人支援・専門家分野がますます重要になります。「ワクワク熱量」と「これまでの経験」を掛け合わせて、あなたオリジナルの「身の丈一人商い」を組み立ててみましょう。
モヤモヤしているのは、あなただけではない|50代の生の声
「転職相談や再就職支援を受けたけどしっくりこない」「50代になって第一線をはずされたので、このままだと先が見える」「役職定年が間近。年下の上司には仕えてまで会社の仕事はしたくない」「早期退職を機に自分でできる仕事を準備していきたい」「55歳で役職定年。大幅に収入が下がることに納得がいかない」
「定年まで会社勤めしていても、自分らしい人生とは言えない」「長年会社勤めをしてきたけど、心底自分らしいとは言えずにここまできた。これからは人生をたのしみながら、ちょっとした収入も得たい」
「レールからはずされてやる気がなくなった。このまま終わるではなく自分で何か始めたい」「定年後の再雇用もあるけど、給料がガタ落ち。そこまでして続けようとは思えない」
「働きがい、生きがいのある仕事とは?」「好きなことや経験を活かしてできることはないんだろうか?」「世の中に役立つこと、社会貢献につながることをやってみたい」
「これで人生終わりなんてさみしい。ひと花咲かせたい」「自分の知識や経験が何かに生かせないものか?」「生涯現役でいたい」
これは実際に相談にいらした方々の声です。何度も出てくる言葉を集めました。同じような気持ちになりませんか?
「このままではいけない」大切な第一歩はこの気持ちをもつことにあります。
50代起業の成功事例|男性・女性起業家の成功例
まずは本人の実話を視聴してください
まったくの未経験からワイン醸造家へ
刑事からウソの見抜き方人気講演家へ
大手企業管理職からインドネシア民族楽器演出家へ
50代で起業を志した人の声
50代で起業した人は心境にいるのでしょう。体験談を語ってくれたメンバーがいます。等身大で肩肘張らないメッセージを受け取ってください。
起業するってどういうこと?なぜコミュニティにいるのか?今どんな感じ?そんなことについて話してみたい。
新しいことをやりたくて今の会社に入った。30代、40代の頃はいろんな部署でいろんなことをやった。出世志向ではなかったがそれなりにたのしくサラリーマン生活を送ってきた。
55歳を過ぎて役職定年になった。すると今まで経験したことがない部門で休日もなく仕事をすることになった。
もう辞めようかなと思ったとき配置転換になり何とかそれなりの業務についた。仕事自体はたのしいはずだった。でもこの会社でやりたいと昔持っていたワクワクした気持ちがなくなっていた。
そんな気持ちで仕事中に検索していたらFAAコミュニティがヒットした。体験セミナーは参加できそうな曜日時間だった。とりあえず行ってみることにした。顔を出してみたもののその頃は「起業なんてないでしょ」と思っていた。
※(注)一人商い塾は、2018年まで天職塾、2025年4月までフリーエージェントアカデミー(FAA)という呼称でした。
サラリーマンの人が二枚名刺で活動している記事を集めてみたり、セカンドキャリアのセミナーなどにも参加してみた。
「会社もいいけど起業もいいぞ」とそんなふうに息子に言っていた。お父さんも新しいことを始めるから一緒にがんばろう。そんなことを言っている自分がいた。
入会して予定されるイベントにできる限り参加した。無理矢理勢いをつけるためだった。参加しないと行動が止まってしまうのが心配だったからだ。
まず家族の理解が必要になる。真面目に起業を考えているを理解してもらおうと話をしていった。もう一つ大事な期限。今年で会社辞めようと思っている。
起業するとはどういうことか。音楽でプロになるとしたらどんなプロになるかだろう。講師をやるのもCDを出すのもプロだ。
起業でも同じ。何の専門家になるのかだと思う。一つ感じること。それは踏み出したらその瞬間からプロになっているのだということ。とにかくやってみることが大事だ。
50歳を過ぎたとき会社で受けたセミナーで聴いた「プランドハプンスタンス理論」というものがある。個人のキャリアはその8割が予期しない偶然の出来事によって形成される。
偶然の出来事は本人の主体性や努力を最大限に活用することでキャリアを歩む力に発展させることができる。
偶然の出来事はただ待つのではなく意図的にそれらを生み出すよう、積極的に行動したり自分の周りに起きていることに心を研ぎ澄ませたりすることで、自らのキャリアを創造する機会を増やすことができる。
○好奇心:新しい学習機会を模索すること○持続性:失敗に屈せず努力をすること○楽観性:新しい機会が「必ず実現する」「可能となる」と捉えること
○柔軟性:信念、概念、態度、行動を変えること○リスク・テイキング:結果が不確実でも行動を起こすこと。5つの条件は今まさに起業へ向け行動している自分と重なり合う。
50代後半の今、自分ができそうなことで職さがしをしているのと自分が本当にやりたいことを考えているのとでは雲泥の差がある。できるか否か不安はいっぱいですが笑・・・
締めの言葉。背伸びすることなく素の自分で伝えてもらった言葉に心が動かされました。体験談の根っこにあるものを感じ取ってみてください。
生涯現役に掛ける想い|動画
50代身の丈起業家で開催したセミナーの風景です。ダイジェストですが、場の空気感を感じてみてください。
46歳で独立|三宅哲之体験談
最後は僕自身の話です。モヤモヤしたサラリーマンが漠然と何も決まっていないところから新しい生き方をつくるサポートをしています。
新卒で大手企業、その後2回の転職を経てサラリーマンを23年やってきました。人生の大半をサラリーマン稼業に捧げてきたどこにでもいる普通の会社員でした。
朝から晩まで毎日真面目に仕事をしてきました。その過程では「これまで会社のことだけを考えて一生懸命働いてきたのに、その挙句がこんな仕打ち??」という悔しい思いも多々ありました。
会社が良くなるためにどうしてもこれが必要!その想いの強さで公式の場で失言。現場叩き上げのエリートコースから一転、左遷、降格、減給の憂き目に遭いました。
最後は出る杭が打たれる強烈パワハラであえなく退社、20年強の結末でした。その後、ベンチャー創業、倒産、中小零細へ職を転じ46歳で独立しました。
独立起業して16年目(2025年現在)。この間、たのしいこと、つらいこと、いろんなことがありました。会社生活20年分を一気に駆け抜けてきた感じです。
とても濃く充実した10年間でした。今、サラリーマンでいた頃を思い返してみます。あのまま会社に残っていたとしたら?
上司にたてつくこともなく、組織の中でうまく泳ぎまわっていたとしたら?それなりのポジションそれなりの収入を得ていたかもしれません。
毎日満員の通勤電車に揺られ会社に着く頃にはヘトヘト。決められた時間に決められたデスクに座り、決められた枠の中で仕事をする。
ランチは一緒に行った上司のゴルフや野球の話を聴かされて愛想笑い。昼から御前会議のための資料づくり。夜は会社や上司の愚痴を言いながら一杯。半年の一度の人事異動で一喜一憂する・・・そんな毎日を送りつづけていたはずです。
でも独立起業して知りました。そんな毎日がどれだけちっぽけなものだったかと。意味のないことで神経をすり減らしてストレスを抱えていたかを。人生にはまだまだ未知の世界があることを。たくさんの人との出会いがあることを。
自分で人生をつくることの醍醐味を体感して今日があります。
50代起業の失敗事例:落とし穴と身の丈「一人商い」の優位性
起業を頓挫させる最大の原因は、資金リスクと軸の欠如です。これらは身の丈「一人商い」で完全に回避できます。
| 失敗の落とし穴 | 失敗事例を回避する身の丈「一人商い」の優位性 |
|---|---|
| お金を掛けすぎる (例: カフェや実店舗など高額投資) | あいまいな動機で、カフェや実店舗など初期投資の高い事業からスタート。資金が尽きると借金だけが残る。身の丈「一人商い」を徹底。 → 多額の初期投資を避け、自分自身が商品となる知識・経験ベースのビジネスを自宅で始めることで、資金リスクをゼロに近づけます。 |
| 振り返りが不足している(例: 「なんとなく」で始めた事業) | 事業計画やノウハウばかりに目が行き、「なぜ自分がやるのか」という自分軸が確立できていない。壁に当たったときにすぐに挫折する。 →「人生振り返りノート」で過去を総ざらいし、「なぜ自分がやるのか」という自分軸を確立する。壁に当たっても、この軸が支えになります。 |
| 自分から老け込んでいる(例: 「今さら遅い」と挑戦を放棄) | 「今さら遅い」「体力気力がない」と、挑戦を諦めるための言い訳をする。満員電車で会社の愚痴を言い合うだけの現状に甘んじる。→**「一人商い」**は、常に新しいことに挑戦し、自分の頭で考えて行動する自律的なスタイル。精神的な若さを保ち、生涯現役を実現します。 |
50代からの起業術「一人商い」の具体的進め方・手順
50代からの起業は、「助走」から始めるのが鉄則です。会社を辞めて収入を途絶えさせるのではなく、在職中に低リスクで準備を進めます。
ステップ0:予期せぬ出来事の意味を知る
これまで30年勤めてきました。人間関係も良好でした。でもここにきて団塊世代の上司が退職し代替わりがはじまりました。若手が上司になりました。
次第に人間関係もギスギスしてきました。自分より若い世代の上司に会議で責め立てられます。会社を辞めた仲間は、建物を見ると気分が悪くなりそのまま帰宅したといいます。
最近、自分にも近いものがあります。毎日責め立てられると精神的におかしくなってしまいます。全てに自信がなくなってきます。もうこの会社にいたくないというのがホンネです・・・
ある相談者の生の声です。50代にしわ寄せがきたきびしい現実です。僕も同様の体験をしたことがあります。なので気持ちが痛いほどわかります。とてもつらいことです。一刻も早く会社を辞めたい!その一心だと思います。
思いもかけぬ人事異動、子会社への出向辞令、役職定年が近づいてくる、早期退職の告知・・・今自分に降りかかってくる出来事は一見きびしいものかもしれません。情けなかったり、腹立たしい思いもあるでしょう。
でも視点を変えれば自分自身のこれからの人生をどうしていったらいいか、立ち止まって考えることができる絶好のチャンスと言えます。
予期せぬ出来事もなく、平々凡々と毎日が過ぎていたら「このままではいいんだろうか・・・」という気持ちにはならなかったはずです。
今自分はどんな気持ちなのか?それを踏まえてふまえてどうありたいのか?落ち着いて気持ちの整理をすることが優先です。
50代になって会社で予期せぬ出来事が起こるのは、人生をシフトチェンジしなさいということです。
そのために自分はどんな人生設計をしていくのか、整理をしておくことに越したことはありません。
でも実際は事件が起こらないと事は進みません。人は苦難に遭ったとき初めて自分の生き方を考えるようになります。苦難をチャンスに変えるとはこのことを言います。
まずやってほしいのが書くという行為です。頭の中で考えていると不安ばかりが押し寄せてきます。文字にすることで「自分はこう考えていたんだ」というのがわかります。
そして誰かに話してみることです。決して一人で考えてはいけません。出口が余計に見えなくなります。
信頼の置ける第三者に頭の整理を手伝ってもらいましょう。その上でこれからどういう人生をつくっていきたいのかの方向づけをしていってください。スタートラインは「書いて話す」です。
では、この「書いて話す」をベースにした具体的手順について解説します。起業を成功に導くためには土台づくりが必須です。土台をつくるとても重要なステップです。しっかりと理解してください。
ステップ1:人生の土台づくり
起業の成功は、この土台づくりにかかっています。
人生を振り返り、文章にする(人生振り返りノート)
幼少期から現在までの道のりを詳細に書き出し、自己を客観視(メタ認知)します。
自分軸をつくる
「人生振り返りノート」から、「幼少期の原体験」「ワクワク熱量」「マイナス体験」の3つの視点を通じて、人生の拠り所となるぶれない軸を紡ぎ出します。
書いたことを「話す」(同じ志の仲間づくり)
頭の中の不安を言語化し、前向きなフィードバックをしてくれる信頼できる第三者や仲間(コミュニティ)に話すことで、考えを磨き、モチベーションを維持します。
ステップ2:専門分野と商いのカタチづくり
自分軸に基づき、具体的な事業を設計します。
専門分野を見つける
「できること」ではなく、「やってみたい」「ワクワク熱量が上がる」分野を優先します。専門知識が不足していても、熱量があれば集中的に学ぶことができます。
商いのカタチをつくる(だれが・どうなる)
「どんなお客さまが(対象顧客)」「どういう良い変化(提供価値)を得られるのか」という商売の基本を明確にします。
トライアルを繰り返す
机上のアイデアで終わらせず、実際につくった商品・サービスを試しに提供します。顧客から生のフィードバックをもらい、修正を重ねることで「本当に求められる商品」を構築します。
ステップ3:「助走」期間の設定と行動
会社に依存する生活から、自律的な生活へのシフトを始めます。
ステップ3:同じ志の仲間と励まし合う
起業って一人孤独に頑張るものでしょ・・・そんなイメージがあるかもしれません。でも実際はそんなに強い意志を貫徹できる人なんてそうそういません。人は基本弱い動物です。
気持ちが萎えたとき、活力が生まれてこないとき、そんなときこそ「同じ志の仲間」の存在が必須。ネガティブな気持ちも打ち明け、受け止め、フィードバックし合う中から次ステップが見えてきます。
起業準備時代からの早い段階で仲間づくりをしていきましょう。
50代の起業は、助走から始まる「身の丈の一人商い」が最適解です。 今までの起業イメージとは違い、リスクを抑え、あなたの人生で培ってきたものを価値に変える新しい働き方です。
以上、一人商いづくりのステップを解説してきました。一つ重要な落とし穴があります。それが先述した「書いて話す」です。これだけで終わってしまうと「書く」だけになります。
書いたことを「話す」ことで磨きをかけていきます。第三者に話を聴いてもらいましょう。その際、話し相手は前向きに考えてくれる人が条件です。
「そんなの無理だよ」「お金にならないんじゃないの」といった批判評論する相手は何の役にも立ちません。自分の話を真剣に自分事として受け止めてくれる相手を見つけることです。
しっかり耳を傾け、受け止めて、適切にフィードバックしてくれる相手を「同じ志の仲間」と言います。
サラリーマンをしながらの活動はモチベーションが続きません。そんなときにも同じ志の仲間がいればお互い励まし合うことができます。同じ志の仲間はシゴトづくりに必須です。
50代起業は助走から|身の丈の一人商いづくり
これまでそれなりに会社で過ごしてきた。ここにきて上司とソリが合わなくなった。顔を合わせているとだんだんメンタル的にいっぱいいっぱいになってきた。
退職を具体的に考えるようになった。早期退職制度に乗っかると再就職支援を受けて転職という道もある。一方で60歳以降は個人で仕事をやってみたいという気持ちもある。
でも自分にそんなことができるのかと考え始めると現実味がなくなる。個人でやるを選んだら会社を辞めるということになるのだろうか?
こんな相談を受けることもあります。もし会社に留まる我慢ができるレベルなら、会社を辞めずにまず別の環境に身を置くことから始めます。
収入が途絶えると何より最優先事項になるからです。環境を変えるとは周囲で接点をもつ人を変えていくという意味です。
そして会社を辞めず起業へ向けた準備活動を始めていきます。自分の可能性を探り始めると視野が広がっていきます。好きなことを探し始めるとワクワクした気持ちが蘇ってきます。
会社でしかなかった今までの景色がちょっとずつ変わっていくことを実感できます。自分ありきで考え始めると会社との付き合い方も変わります。
助走ポイント整理
会社を辞めずに「助走」を始める:50代の財産(収入)を活かし、リスクゼロで事業を試行錯誤する期間を設けます。
時間を創り出す工夫:「忙しいからできない」ではなく、「どうしたら1日15分でも時間をつくれるか?」と考え、習慣化します(例:早朝カフェ活動、会社の残業削減)。
環境を変える:会社の同僚だけでなく、前向きな起業家や挑戦者と接点を持つことで、自分の意識と行動を変えていきます。
50代起業は助走から始まります。だからいきなり会社を辞めたりしません。会社勤めをしながら少しずつ活動していきます。助走期間中は給料があるのでお金のリスクはありません。試行錯誤を重ねながら商売を本物に育てていきます。
身の丈の一人商いシゴトづくりは、今までの起業という文字が持つイメージとは全くちがう新しい概念です。一番はワクワク熱量。そしてこれまでの人生で培ってきたもの。成功や失敗の中から得てきたもの。
この2つを掛け合わせて、自分だけのスモールビジネスを創り出していく新しい働き方です。人生で経験してきたことを価値に変える。それが自分にしかできないオリジナルを生み出すのです。
これからは個人発信のスモールビジネスが脚光を浴びる時代になります。たった一人が世の中の誰かの役に立つために小さなフィールドで活動する、「小商い」と呼ばれるものです。小商いで人生設計するという新たな視点を持ち合わせていきましょう。
まとめ:50代だからこそ選べる「自分が主人公」の人生
もしかしたら、今の働き方、生き方にモヤモヤしてこのページを読んでいただいたのかもしれません。
今の状態が1ヶ月、3ヶ月、半年、1年・・・続くとしたらどうですか?ずっとモヤモヤしながら仕事をしていくことになったらどんな気持ちになりますか?ご家族がそんなあなたの姿を見たらどう感じると思いますか?
逆に、自分が心からたのしいと思える仕事を創り出す準備をはじめ、自分らしくいきいきしている姿を想像したらどう感じますか?ご家族にとってどちらがしあわせですか?
今のモヤモヤを放置し続ければ、不安と後悔が残る人生になってしまいます。
サラリーマンという「雇われ人生」にピリオドを打ち、「自分がすべてをコントロールする人生」へと舵を切る—そのための具体的かつ現実的な手段がリスクを最小限に抑えた身の丈『一人商い』です。
50代だからこそ積み重ねてきた経験と安定した生活基盤があります。これらを最大限に活かした身の丈『一人商い』で、悔いのない人生、笑って終えられる人生を歩みはじめてください。




