店舗開業ビジネスを売っている側のホンネ

2017.05.10 (水)

自分のお店を開業して独立したい!こんな思いの人もいるだろう。開業相談もそれなりにある。ここで知っておいてほしいことがある。店舗開業には大きな落とし穴がある。一つリアルな話を紹介したい。先日、物件さがしで不動産屋の人と話をする機会があった。その人は店舗や事務所を専門にやっている人だった。興味があったので今店舗開業をする人にはどんな業種が多いのかを訊いてみた。

 

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最近多いのはサロンやエステ系の人ですね。でもなかなか物件がないんですよね。家賃は最低でも20万円くらい。美容室をやりたい人もたくさんいます。美容室だと電気やガスの設備が必要になるし、内装もきれいにしないといけないから初期費用が膨大です。スタートアップからこれって、結構バクチに近いですよね。
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この話にはいくつかの重要な要素が入っている。まず「家賃が20万円」というところ。家賃は毎月支払いが発生するもの。「電気やガス設備代」も毎月だ。店舗を構えているだけでお金が出ていく。これだけで固定費は20数万円ということになる。毎月20万円以上を払わないといけないということがどんなことか想像できるだろうか?

 

次に「バクチ」という言葉だ。この業者とは何の利害関係もない。一緒に歩きながら自然な会話で出てきた話だ。ということは彼の「本音」ということだ。今物件を探している本人に言うわけがない言葉。でも売る側のホンネは「この人、バクチをやろうとしているなあ・・・」そんなふうに思っているということだ。店舗を借金して構えるということは、それだけ大変な決断だということになる。

 

自分なりにこだわった店構えを夢見る。手の込んだ内装をする。思い通りのきれいな店舗が出来上がる。さあお客さんを迎え入れるぞーと思う。数日経つ。待てども暮らせどもお客さんはぜんぜん来ない。収益が出ない。なのに初期投資でかけた借金の返済と家賃や光熱費の請求は毎月やって来る。どうにかしてお客さんを集めないとと焦る。チラシのポスティング、駅前でティッシュを配る、看板を出す。広告費も膨大になってくる。焦れば焦るほど空回り。やがてお金が回らなくなる。あえなく廃業。残ったのは巨額の借金だけ・・・

 

これは決して作り話ではない。現実に起こっていることだ。開業1年目で40%が廃業に追い込まれるという統計の裏側にあるものだ。なぜそうなるのか?開業するにはお金を掛ける必要があるという先入観。そしてハコづくりの前にお客さまを集めることを忘れているのが理由だ。

 

メンバーにも店舗を開業している人がいる。開業3年目で行列ができるジムにまで成長した。自分のスタジオを開設するのが長年の夢だった。そのためにどう進めていくかを思案していた。同じように店舗をどう構えるかに意識がいっていた。でもその前にやるべき集客について話し合うことで理解を深めていった。一緒にプランづくりを重ねた。そこで始めたのがホームページ。日々コンテンツを書き溜めていった。

 

最初から反応があったわけではない。それでも懲りずに毎日情報更新を続けていった。次第にアクセスが増えていく。記事を読み込んだ人が体験レッスンにやって来るようになった。スタジオができるまではレンタルスペースを使ってレッスン。その結果スタート時には収支イーブンになる会員を集める。見事開業初月から黒字スタートを切ることに。その後もホームページ集客は継続。濃いファンを獲得し続けている。

 

店舗や事務所を構えることだけに意識を置くのは「バクチ」だ。あなたもバクチがしたいだろうか?最優先すべきはお客さまを集めていくこと。お客さま不在のところにビジネスは成立しない。店舗開業の夢物語に溺れないように注意してほしい。

 

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