起業支援という枠を超えた尊い仕事

2017.06.18 (日)

起業支援という業界に入って8年になる。サラリーマンを卒業して40代後半から50代前半を駆け抜けてきた。個別相談をしたり小さなセミナーを開催したり。場所もいろんなところを借りた。やることもコロコロ変わった。誰かが教えてくれたわけではない。見よう見まねでいろんなことをやってきた。起業当初は手探りだった。

 

その間、人と会う場を重ねていった。喫茶店の一角、レンタルオフィスの打ち合わせスペース、貸し会議室、自社事務所・・・場所も変わっていった。振り返ると1500人を超える人と会ってきたことになる。

 

起業したいという思いの裏には人生の背景がある。一人ひとりこれまでの人生を聴いてきた。普通の人生なんて一人もいなかった。紆余曲折を経て今がある。表には見せていない。でもみんな自分の中に背負いながら生きている。素晴らしいことだ。

 

2年ぶりに毎月の集まりに参加してくれたメンバーがいた。この間現業との狭間で試行錯誤をしていたとのこと。そしていよいよ踏み出すことを決心したとき、場に参加しようと思ったと話してくれた。2年もの間忘れることなくいてくれたこと。そして新たな気持ちで戻ってきてくれたこと。感謝の気持ちでいっぱいになった。

 

「最初に面談したとき、団長(三宅)にできる!と言われたから一歩踏み出した」活動を始めて半年のメンバーに思いもかけない言葉を掛けてもらった。そんなことを思ってくれていたことに感激した。人生を受け止める仕事。責任は大きい。どこまでのことができるかわからない。その場その場で全力で向き合うこと。それだけは忘れないでいたい。

 

資金調達の方法や会社のつくり方、事業計画書の書き方、お金を自分で稼ぐノウハウ、マーケティング、ブランディング・・・起業支援というと一見そんな仕事のように思えるかもしれない。起業には必要な技術がある。もちろんそれはレクチャーする。でもそれよりもっともっと大切なことがある。

 

人生の転機に差し掛かったとき。目の前の人が自分の中にある大事なものに気づいてもらう。踏み出していこうという背中をそっと押せること。起業支援という枠を超えた尊い仕事。そんな仕事に巡り合えたこと。そしてそれを支えてくれるメンバーのみなさんとのご縁があったこと。改めて心に留めやっていきたい。

 

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