個人で起業するときに必要な手続きとインフラ環境

2017.09.09 (土)

個人で起業しようというときどんな準備や手続きが必要になるの?気になるところですね。ネットで調べたり本で読んだり。そんなことをしていると情報量が多すぎて余計にこんがらがってきますよね。ここでは個人事業主でスタートするときに限定して、最低限必要なものや覚えておきたいポイントを共有します。

会社をつくることの意味を知る

 
「起業するから会社をつくらないといけない」「会社をつくって起業したい」こんなふうに言う人がいます。起業するなら会社設立の仕方を勉強しないといけないと思っている人がいます。サラリーマンで会社勤めをしていたらそんなものだと固定概念があるのでしょう。本当にそうなんでしょうか?結論から言うと答えはNOです。

 

あなたがやろうとするビジネスのお客さまが法人であることを条件とするのなら会社設立は必須です。そうでないなら最初から会社をつくる必要はありません。会社つまり法人設立には費用が掛かるからです。会社設立には法的費用と専門家に依頼する報酬で30万円弱の初期費用が発生します。設立後は何もしなくてもたとえ赤字決算でも毎年法人住民税が必要になります。決算申告が複雑になるので顧問税理士を雇う費用も必要になります。

 

「税金対策として法人の方がいいって聞いたから・・・」読みかじりでこんなことを言う人がいます。浅はかな考えです。税金対策に効いてくるのは一定規模の売上ができるようになってからののことです。会社は器の問題でしかありません。会社をつくるために資金調達をするなんてナンセンスな話です。会社設立は単なる手段です。取り違えないようにしましょう。

 

パソコンやネットなどのインフラ整備

 
独立起業時に最低限必要なインフラって何でしょうか?それはインターネットができる環境とネットにつながったパソコンです。インターネットはWIFI環境を用意してください。仕事が始まるとスカイプなどを使ってネット上でのやりとりが発生します。その際WIFI環境がないと支障をきたします。

 

次にパソコンです。起業するからといっていきなり最新のパソコンを揃えてしまいがちです。それはちょっと待ったという感じです。パソコンは新品でなく中古で十分です。パソコンは日進月歩でどんどん性能が良くなります。新品を買って長く使うより中古を使って一定期間で買い替えていく方法がベターです。そうでなくてもいろいろと初期費用が掛かる起業立ち上げ時。できるだけコストは抑えていきたいものです。

 

自宅作業用としてはデスクトップがおすすめです。ホームページを更新したり、資料を作ったりするときに大きな画面の方が作業効率が上がります。起業してすぐは外でも仕事ができるノートパソコンを用意します。少し余裕が出てきたら自宅用のデスクトップを追加するのがベストです。

 

 
プリンタはレーザーがおすすめです。インクジェットはインクのコストがかかります。印刷にも時間がかかります。まとまった印刷をするのには向いていません。レーザーならコストは割安、両面印刷もできるので便利です。そして意外に気づいていないのが仕上がりのクオリティ。インクジェットで印刷したものには素人感が満載です。お客さまから信頼を得るためにもレーザープリンタをお勧めします。

 

さらに言えばFAX。中小企業との取引はやはりFAXが根強いです。未だにメールを見ないという高齢の経営者もいたりします。FAXはなくても仕事はできますがあれば尚良しという感じです。メールはウエブメールがおすすめです。Gメールだと出先でもメール確認ができます。一元管理するのが良い方法です。

 

事務所はどうするか?

 
個人で事業を始めるのなら最初は事務所は要りません。自宅を事務所としてスタートしてください。事務所などに経費を使うくらいならホームページをしっかり作り込むなど集客に力を入れていくことが重要です。

 

自宅住所を公開したくないときはバーチャルオフィスを活用します。特に女性が自宅住所をさらすのはリスクがありますよね。三宅の場合は、当初自宅にしていて「埼玉しかカバーされていないんですか?」と聞かれたことがありました。仕事の範囲として住所を変える必要もあったりします。バーチャルオフィス比較サイトなどで探してみましょう。住所貸しだけなら都心でも月1000円くらいからあります。

 

健康保険・国民年金・雇用保険

 
健康保険と国民年金については、まずは今会社でどのくらい払っているのかをつかむことから始めてください。給与明細を一度しっかり見ればわかります。健康保険は会社が半額負担してくれています。なので額面の2倍程度を自分で支払うことになります。2倍というのはあくまで目安なので正確な金額が変わります。

 

年金には国民年金と厚生年金があります。会社を辞めると国民年金だけになるので支払額は減ります。サラリーマン時代は給与天引きです。なのであまり身銭を切った感じがしません。会社が半額負担してくれるので金額もそれなりです。

 

これが個人で事業を始めると全く変わります。年金や税金の支払明細はまとまって届きます。これを毎月支払っていきます。当たり前のことですが自分の稼ぎの中からの支払いです。毎月末になると「こんなに払わないといけないのー」という気持ちになります。社会保険のために稼いでいるような感じになります。手元のキャッシュから支払う負担感は想像を超えるものです。この感覚がサラリーマンから起業して大きく変わるものの一つです。起業前に知っておくと心構えになります。

 

雇用保険は転職などで求職活動をしているときにもらえます。いわゆる失業保険と呼ばれるものです。雇用保険は職がなくなったときのために会社に保険をかけているようなもの。なので独立起業後に支払いは発生しません。

 

雇用保険は会社を辞めて起業するまでのつなぎ資金として重要なものになります。今の会社に勤めている状態で月にいくらもらえるのか、何ヶ月もらえるのかをつかんでおきましょう。失業保険の内容は一度ちゃんと調べておいてください。独立起業後の生活資金がリアルに組み立てできます。

 

ローンとクレジットカード

 
独立起業したあとにやっておけばよかった・・・と後悔するものがあります。まったく予想もしていなかったことです。「住宅ローンを組む」「住宅ローンの借り換えをする」「新たにクレジットカードを作る」「新たに賃貸住宅を借りる」などです。

 

これらすべての審査は安定して支払いができるかで行われます。独立すると収入は不安定。それだけで貸す方はいきなりシビアになります。例えば住宅ローンを借り換えるための審査は3年間さかのぼって行われます。やっと軌道に乗ってきたのに過去3年をみられるなんて・・・そんな思いをするときがあります。ちなみに実体験談です。
 

サラリーマンでいるときはまったく気にかけもしなかったこと。当たり前のようにクレジットカードをつくりローンも組んでいます。ローンが組めない!賃貸住宅が借りられない!独立するといきなりそんな問題に直面します。

 

じゃあ、どうしたらいいのか?サラリーマンでいるうちにこれらの手続きをすべて済ませておくこと。独立起業後にやろうとしたら一気にハードルが上がってしまいます。固定費の支出をミニマムに抑えること。売上がままならない起業の初期段階には出ていくお金をコントロールしておかないといけません。ぜひ今のうちに固定費整理をしていきましょう。これも起業初期をスムーズに乗り切る大事な方法です。サラリーマンの特権を生かした起業準備と言えます。

 

銀行口座

 
独立起業時の銀行口座開設はどうしたらいいか?細かい話ですが、よくわからないことの一つですね。いざ独立起業が目の前になると、こうした細かな手続きが気になります。個人事業主でスタートするならネット銀行と普通の銀行で2つの口座をもつことをおすすめします。

 

銀行名に自分の名前だけというのはちょっとさみしいですよね?会社っぽさに欠けるので信用的にも・・・?という感じがします。そこで屋号を追記します。「フリーエージェントインク 三宅哲之」こんな感じです。

 

でも今は都銀といわれるような銀行では口座開設がきびしくなっています。屋号を追記してほしいといっても受け付けてもらえないケースが多々。そんな中、屋号を受け付けてくれるのがネット銀行です。ネット銀行にもいろいろありますが、経験から言うとジャパンネット銀行がおすすめです。提出書類がたくさん要らない、手続きがシンプル、口座開設までがスピーディーなどの理由があります。

 

ネット銀行にはもう一つメリットがあります。それは入金確認がリアルタイムにできるということ。お客さまとの取引がはじまると口座への入金されます。ネット銀行だとお客さまから入金があったらその場で確認ができます。「本日入金がありました」とメールが届くわけです。お客さまからすると入金した後ちゃんと入金されたか否かが気になるもの。できるだけ早くレスポンスしてほしいと思っています。

 

これは自分がお客さまの立場に立てばよくわかることです。お客さまの立場に立って考える。だれもが知るシンプルな鉄則です。これがいざ売り手になるとできないもの。いつも「自分がお客さまだったらどう思うか?」頭に置きたいものですね。

 

こうして入金メールが届くのって快感なんです。仕事をしていてメールチェックすると「入金がありました」というメッセージが入っていることを想像してみてください。ちょっとうれしいですよね?些細なことですが気持ちを高ぶらせる大きなメリットです。その場の入金確認には一石二鳥効果があります。

 

もうひとつは振込手数料が安いこと。独立起業すると毎月さまざまな支払いが発生します。それも毎月です。一つひとつの振込手数料積み重ねたらばかになりません。一つひとつの手数料は安いに越したことはありません。大手銀行にもネットバンキングというサービスがありますが利用料が高くつきます。起業アーリーステージは少しでも固定費を抑えたいもの。支払日になって銀行に行って手続きする手間もなく、自宅のパソコンで全て完了できるので効率的です。

 

先輩起業家の知り合いをつくる

 
独立起業に伴う細かな手続きは上記のようにいろいろあります。他にもモレがあるのではないか・・・どこまでやっても気になるものかもしれません。そんなとき手っ取り早く解決する方法はちょっと先を行く先輩に聴くことです。本で読むより生の話をきいた方がずっと生きた情報です。不必要なものにお金を使っても意味がありません。今いるステージで何が必要になったのか?それを経験してきた起業家と接点が持てる環境に身を置きたいものです。

 

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