生き方

50代は会社で居場所がなくなったときを想定して毎日を送る

「今の職場で居場所がなくなってきた気がする」「次第にやる気もなくなった」「これからどうなるか先も見えてきた」「会社に残る?セカンドライフ?それでいいのか?」「自分でやってみるという選択肢もあるかと思い始めた」「かといって自分がやりたいことがはっきりしているわけでもない」「手に職があるわけでもない」「これからどうしていったらいいのか?」40代後半から50代前半に多いモヤモヤ相談事例です。

会社で居場所がなくなる。とてもつらい状況です。原因はいろいろあります。時代背景は能力主義から成果主義へ。学歴や勤続年数だけ生き残れるほど会社に体力はなくなってきました。さらにそれを大きく加速する新型コロナ禍。漫然と毎日を送っているだけでは将来に黄信号が点滅します。じゃあ今何を意識したらいいのでしょうか?会社で居場所がなくなったときを想定してどう毎日を送るかを共有します。

会社で居場所を失った実体験

川下ではお客さまに向いた姿勢ができていない。そのことで現場は日々苦しんでいる。本部は偉い人が保身することしか考えていない。現場の本質を見ようなんて人はほとんどいない。現場上がりで問題意識をもって本社に異動した。自由に動かせてくれる上司に恵まれ必死で仕事した。評価もされた。幹部候補生に抜擢された。ところが公式の場で進言したひと言が原因で会社での居場所を失った。あちこち島流しになった。最後に行った部署で強烈パワハラ、自殺指向になった。僕自身サラリーマン時代の実体験です。

自分があっての会社

今当時を振り返ってみます。窮地に追い込まれたとき困らないように何をしておけばいいのか?それは常日頃から意識を変えていくことでした。重要なことは「自分のために働く」「自分に力をつける」ということ。「自分は会社のために働いている」耳障りの良い言い方です。でもその真意はどうでしょう?会社のために働いて結果どうなるのでしょう?

今のご時世、いくら忠誠心を出しても最後まで面倒みてくれる会社なんてあありません。というより最後まで会社に面倒をみてもらおうという考え自体捨てた方がいいです。それは人生丸ごと会社に委ねて生きていくことに等しいから。であれば自分のために働くことです。会社のためになんて考えはやめましょう。

愚痴を言っているなら会社依存

仕事が終わった後、居酒屋で会社や上司の愚痴や文句を言っていませんか?もし言っていたらそれはまさに会社依存になっている証拠。一度考えてみてください。会社が悪い、上司が動かない・・・すべて他人任せの発言ではないですか?会社は自分の力をつけるためのトレーニングの場所です。今持っていないものをどうトレーニングができるかを発想してみてください。それだけで毎日のくだらない仕事にも何がしかの意味が出てきます。物事は考え方次第、180度入れ替えてください。

いつ何時お払い箱になるかわかりません。それは何かの失敗が原因になるかもしれません。逆に必死でやっていても会社の方針に合わなかったらそれまでです。組織の中では自分が正しいと思うことが通るとは限りません。会社の常識は世間の非常識だったりします。これが絶対正しいとお客さまに向いて一生懸命やり切っても報われないことがあります。

価値観で生き方を決める

「誰かにやらされて生きる」のがいいか「自らの力で生きる」。どっちがたのしいですか?それは自分の価値基準がどこにあるかで決まります。だから起業しようと言っているのではありません。誰かにやらされながらでもそれなりに生きていけるのならそれはそれでいいです。それはその人の価値観だから。生き方を決めるのは自分自身です。起業は「自らの力で生きる」を選択した人の手段でしかありません。

毎日忙しい、忙しいと言っているとしたら注意が必要です。それは会社に振り回されている証拠だから。「自分にとって大事なことは何なのか?」一度立ち止まってちゃんと考えてみましょう。そして大事なことが明確になったらそこへ集中すること。会社生活を漫然と過ごしているとすぐに5年、10年経ってしまいます。早く動いておけば良かった・・・そう気づいたときはもう後の祭り。後悔だげが残ることになります。自分らしい生き方とは何か?今この時方針を立ててください。

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