起業のホームページノウハウ~広告費を掛けない集客方法

2017.07.13 (木)

起業して一番苦労するものは集客だ。どんなに素晴らしい商品サービスをつくろうとどんな立派な事務所を構えようとお客さまが来ないことには何も始まらない。「こんなに集客に困るなんて思ってもみなかった・・・」起業してスタートした人はみんな言う。起業してしばらく経っても集客の悩みは消えない。ずっとついてまわるものということだ。

 

集客というと広告というイメージがあるだろう。もちろんお金を掛けて集客する方法はある。自分サイズ起業はお金を掛けてはいけない。広告費を掛けない集客がベストの選択になる。その柱になるのがホームページによる情報発信だ。

 

ホームページには多くのメリットがある。身のまわりから飛び出し全世界へ向けて情報発信ができる。専門家としての立場を確立できる。パーソナルブランドがつくれる。自分を自在に表現できる。24時間365日営業活動ができるなどだ。起業すると決めたらすかさず取り組んでほしい。

 

 

ホームページ構築のイメージづくり

 

まずあなたのお客さまになってほしい人をホームページに来てもらえるような下地をつくっていく。ホームページの存在に知ってもらうことが全てのスタートになる。次にお客さまにメリットがあることをわかりやすく伝える内容を書き込んでいく。そして最初に買ってほしい商品へ連れていく。このながれが自然にできる基盤づくりが重要だ。

 

ホームページは世の中には星の数ほどある。開設したときは自分の店を無人島に建てたようなものだ。いくらお店がキレイでもその存在を気づいてもらわなければお客さまは訪れてくれない。船や橋をつくったり、チラシや看板をつくって知ってもらうことに必死になるだろう。ホームページでも同じことが言える。いくら良いことが書いてあっても、どんなにデザインに凝ったものを作っても存在に気づいてもらわなければ宝の持ち腐れでしかない。

 

どうやって気づいてもらうのか?お客さまになってほしい人が検索したとき表示されるようにすることだ。そのために顧客ターゲットを明確に決め、その人が検索するキーワードをしっかりと定め、キーワードを効かせて日々ページを作成更新し、コンテンツの質と量を増やしていくことになる。

 

こうした積み重ねが検索エンジンにも認知され、自社ホームページが検索されたとき上位に表示されるようになっていく。これを検索エンジン対策SEOと言う。ホームページはこうした日々の情報更新で育てていくことが極めて重要になる。

 

ホームページ制作のインフラ

 

まず屋号や社名をふまえドメインを取得することから始まる。ドメインとはインターネット上の住所のようなものだ。○○○.com、***.jpといった表記をする。ドメインは短くて覚えやすいものをおすすめする。短ければ訪問者がダイレクトに入力してくれるかもしれない。ひと目見て「あ、こんな会社なんだ」「こんなサービスをやってるんだ」とわかるものにしたい。長いものは付けないようにしよう。

 

取得はドメイン提供会社から行う。お名前.comなどが有名だ。年額1000円程度から取得ができる。ドメイン取得にあわせホームページを格納するサーバをレンタルする。さくらインターネットなどで月額500円程度から借りることができる。自分のドメインとサーバができたら、オリジナルのメールアドレスもできる。ネットインフラが出来上がると独立した気持ちが盛り上がる。形をつくることもモチベーションアップには大切な要素だ。

 

ホームページの制作

 

ホームページ制作には2つのやり方がある。自分で制作する方法と業者に頼む方法だ。自分で作る場合は、専門的知識がなくても無料で制作できるシステムを利用することをおすすめする。jimdo、WIMAX、BASEといったものがある。

 

起業準備中で商品やサービスがまだ固まっていない段階は、こうした無料サービスを使って情報発信する。その上でユーザーの声を集めたり、商品を見直したりしながら試行錯誤を繰り返していく。

 

その結果、商品サービスが固まった段階で専門業者へ依頼してきちんと作るという2ステップが理想的だ。ホームページビルダーなどを買って自分で作りたいけどどうですか?という相談もある。やめておいた方がいい。

 

なぜならソフトを覚えることに時間が掛かるからだ。もし仮に自分で作ったとしても素人感満載のものしかできないからだ。自分がお客さまの立場だったとき、ちんけな素人っぽいホームページから商品を買おうと思うだろうか?ホームページは自分の店舗そのものだ。素人がやっているような店なんてつくらないだろう。ホームページをきちんと作ることは必要な初期投資。必ずプロに任せよう。

 

ホームページの制作についての注意点はいきなり制作に入らないことだ。制作に入る前にホームページで何をするのか目的を明確にしよう。目的は、問い合わせをしてもらうか、おためし商品(フロントエンド商品)を買ってもらうことにある。ちょっと想像してみてほしい。商品サービスを探してあるホームページにたどり着いたとする。その時、いきなりメイン商品を購入するだろうか?その前にまず資料請求をしたり、問い合わせをしたり、体験できる商品を申し込むはずだ。

 

ホームページに初めてやってきていきなり本命商品(バックエンド商品)を買うケースなんてほとんどない。最初に訪問した人がおためし商品(フロントエンド商品)へながれていくような導線設計をすることがポイントになる。

 

専門業者に頼むときは相手に丸投げしてはいけない。こうした方が目を引く、このデザインの方が今トレンド・・・などとたくさんの提案をされて費用がかさんでいくだけになる。集客するという一点にフォーカスして必要な要素を盛り込む必要がある。

 

そのため制作に入る前にホームページ企画書を作成する。ホームページ制作の仕様書になるものだ。ホームページの目的は?ドメインは?サーバは?ロゴは?顧客ターゲットは?ベネフィットは?提供価値は?検索キーワードは?商品(フロントエンド、バックエンド)は?ヘッダー画像は?タイトルは?メニュー配置は?テキストコピーは?などを一つ一つきちんと考え練り込んでいく。

 

ホームページの更新

 

ホームページが立ち上がったら次は更新していくステップになる。毎日コツコツとページを追加していく。具体的にはホームページ内に専門家ブログを書き足していく作業だ。日々の更新で集客できるホームページに育てていく。

 

あなたの見込み客になる人の悩みは何か?悩みを解決するにはどうしたらいいか?見込み客が実現したいことに役立つ情報を提供していく。そうすることでホームページ自体の評価も上がり、
検索エンジンで上位表示されることにつながる。上位に表示されると見つけてもらいやすくなる。訪問者の信用もアップする。

 

検索エンジン対策で重要なことがキーワードを散りばめるということだ。あなたの見込み客がネットで検索してきそうなキーワードを選び、記事タイトルに折り込んでいく。文中にも適度にキーワードを入れながら文章をつくれたらベストだ。

 

とても地道な作業だ。途中でくじけることなく続けていく。キーワードの選び方にはノウハウがある。やり方を間違わずにやれば半年後、1年後には強力な集客装置に育っていく。ボクシングでいえばボディブローという感じだ。コツコツ地味な作業になる。ベースができると継続的に集客してくれる強力な営業マンになる。

 

ホームページを開設しただけでは、離れ小島にお店をオープンしたのと同じだ。橋を渡したり、看板を立てたりする必要がある。キーワード検索が柱になるが、それ以外にも入口を増やすためにフェイスブック、ユーチューブ、ツイッターといったソーシャルメディアを活用する。ポイントはその全てをホームページにつなげていく導線をつくることだ。

 

ホームページは作ってそのままにしていても何の変化も生まれない。制作した後、進化させることでオリジナル集客装置に変えていくことができる。そのために日々情報を更新しページを増やしていくことを頭に入れておこう。これが起業した後「食べていける」ホームページをつくる唯一の道だ。ホームページはすぐに成果が出るものではない。ある一定期間の基盤づくりが必要になる。辛抱強くやった人だけに見える景色がある。

 

システム的にはCMS(コンテンツマネジメントシステム)を使う。Htmlといった制作ソフトを使わないで自分で更新できる仕組みのことを言う。今(2017年7月時点)はワードプレスというソフトがメインだ。自分で更新できる仕組みを導入しないとホームページを育てることはできない。その都度更新を業者に頼むと膨大なランニング費用が掛かる。ホームページの制作と更新という最低限の知識は身につけるようにしよう。

 

ホームページとブログの使い分け方

 
「ホームページとブログの使い分けはどうすればいいの?」こんな疑問があるだろう?答えは、ブログ型ホームページつまりホームページの中にブログを内蔵し更新していく方法だ。少し前まではブログを書いて、ホームページにリンクを貼り誘導するという方法をとっていた。アメブロの商用利用禁止などの影響もあり、ブログをホームページ内で書いていくのが今のところはベストの方法と言える。

 

大切なことはホームページがユーザーにとって有益なものであるかどうかということ。グーグル社の尺度もここにある。順番としてまずホームページを立てること。そしてその中にブログを書き溜めていくこと。ブログの記事は見込み客のとって役に立つコンテンツであること。できるだけこまめに更新頻度を上げること。

 

このコツコツ作業を続けることで質量ともに厚みのあるホームページが出来上がっていく。アクセスも集まっていく。自社のお客さまにとって役立つ情報ネタは何か?いつも考える習慣をつけていこう。

 

集客できるホームページ成功事例

 

広告費をかけず集客できるホームページを運営する事例として週末冒険会がある。社会人向けのサバイバル体験やアウトドアイベント企画運営を事業にしている。毎回のイベント集客をホームページからコンスタントに行っている。

 

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アウトドアのホームページってどこか素人ぽかったり、更新がされてなかったりで、信用できないものが多いですよね。そんな中、伊澤さんのホームページはちゃんとしていて、記事も更新されていました。それに役立つ内容も満載。この人なら大丈夫と思って申し込みました。
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新規で参加申込したお客さまからのコメントだ。このコメントの中には2つの成功のポイントが隠されている。1つ目は、ホームページに気づいてもらう検索エンジン対策(SEO)ができていること。2つ目は、来てくれたお客さまの信頼を得る有益なコンテンツを満載していること。この両輪が伴ってはじめてネット集客が成立する。

 

専門書出版やメディアへのゲスト出演も実現した。これも出版社や番組制作担当者にホームページを見つけてもらったことがきっかけになっている。

 

最初からうまくいったわけではない。これこそ重要な裏話を共有する。起業準備当初、主催者はたくさんのアウトドアに関する知識や経験を持っていた。その情報を発信しない手はない。まずは専門分野の確立のためブログで情報発信を始めた。まじめにコツコツと記事を書くことを続けてきた。でも反応はすぐには出なかった。

 

でも懲りずに発信を続けた。その後ホームページを開設し、今まで書いてきたブログをホームページに全面移行。その後もホームページ更新を続けている。この間約2年弱。一朝一夕にできたものではない。この土台づくりが今のビジネスの地力をつくっていると言っても過言ではない。

 

リアルで人脈をつくっていくことはとても大切なことだ。でもそれと並行してネット集客の基盤をつくっていくことはさらに重要だ。なぜなら一度出来上がると安定した集客ができるようになるからだ。リアルは自分の身一つ、限界がある。からだを壊したら元も子もない。

 

特に起業準備中にネットの基盤づくりに注力してほしい。リアル活動に費やす時間には物理的に制約がある。正しい手順とやり方を知って、毎日コツコツやれば必ず成果につながる。

 

ホームページの次はメルマガ

 

ホームページを開設したら次にやるべきことはメルマガだ。メルマガの目的は一度自社と接点のあった人、関心を持ってくれた人と「ご縁をつなぐ」ことにある。仕事がご縁から生まれていく。絶えずつながりを持つことが重要になる。

 

まずメールを送る相手の名前とメールアドレスを集めることから始める。これを一般に顧客リストと言う。どうやって集めていくのか?ありとあらゆる場を活用する。リアルの場で名刺交換をしたらメルマガを送っていいか了解を得る。セミナーやイベントを開催したらアンケートにメルマガを送っていいかのチェック欄をつけて了解を得る。ホームページに無料プレゼント欄を作りメールアドレスを登録してもらうなどだ。

 

次にメルマガの内容について。記事内容は読者の役に立つ情報であることが必須条件になる。決して売り込んではいけない。メルマガはラブレターのようなもの。文章は一人ひとりのことを思いながら書いていこう。「文章は書くものではなく読んでもらうもの」これはとある著名なコピーライターの言葉だ。まさにその通り。読者の目線に立った文章内容を心がけてほしい。

 

発信の頻度は週1回程度を目標に最初は月1回程度からはじめていこう。メールの中にホームページを紹介し、自然に訪問してもらえるようなながれをつくる。一度始めたら続けていくことだ。受け取った人に「あ、こんな人がいたよね」「ちょっと役に立つことが書いてあるよね」と定期的に思い出してもらえたら目的は達している。

 

お客さまが商品を買うにはタイミングがある。反応がないからといって途中でやめてしまっては意味がない。経験上3年前に会った人からオファーが来たといった事例もあるくらいだ。継続のためには習慣をつくることだ。3日、3週間、3ヶ月。目標を立て一つずつクリアしていこう。ネット集客はホームページとメルマガの2本柱を立てで展開していく。

 

自己流でやらない

 

ホームページ集客には「正しい手順」「結果の出る型」がある。自己流でやってもうまくいかない。時間とお金と労力をかけるだけになる。ブログを書けばアクセスが集まる・・・そんな簡単なものではない。正しい手順を学ばないと全て徒労に終わる。

 

正しい型の成功事例がある。セカンドフィットネススタジオだ。セカンドフィットネスとは2回目の運動という意味。自宅でダイエット本やDVDを見ながら運動しても思うような効果が出ずにやめてしまった。スポーツクラブで会費だけ払い続ける幽霊会員になり退会してしまった。そんな人にたのしく運動する二度目の挑戦をサポートする仕事だ。

 

ジムのオーナーは専門分野決め、ビジネスプランづくりを経てホームページをリリース。たった半年で月間1万PVのアクセスを集めた。この早い段階からホームページからの受注をコンスタントに獲得していった。

 

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先月5件の受注があったので、月収10万円UPです。会社員で月収10万アップといったらかなりの年数や実績が必要ですが、頑張った分だけ自分に返ってくるのは起業家ならではだと思います。もちろんお金がすべてではありませんが1つのモチベーションになっています。「正しい手順」で行えば、WEBの事がド素人の私なんかでもちゃんと稼げるようになるんだと思いました。

 

起業家って凄く華やかなイメージでしたが、家でコラムを書いている時の自分はおもしろいくらい地味です(笑)でもその地味な作業が結果に繋がるんだと実感しています。この半年間「正しい手順」で地道に専門家コラムを書き続けてきました。その成果です。
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当時のオーナーからコメントだ。現在セカンドフィットネスは開業3年目を迎えた。これまで毎日1000本を超えるコラムを量産し1000万円を超える売上をホームページから稼ぎ出している。

 

そもそもホームページは集客できるように作られているのか?自分のお客さまはどんな人なのか?その人の悩みは何なのか?インターネットで検索するときにどんなキーワードを入れるのか?キーワードをきちんと入れた記事が書けているのか?書いた結果、どうなっているのか?分析はできているのか?それに対する対策は?打った手は有効だったのか、そうではなかったのか?

 

ネット集客の「正しい手順」をマスターしていこう。ネットからの集客に基盤ができるとビジネスは安定する。サラリーマンの間に情報発信の基盤をつくってしまうこと。それが起業成功への近道になる。

 

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