人脈を広げようとせず「人とのつながり」を意識する

2017.11.09 (木)

起業するなら「人脈づくり」をしようとしてはいけない。人脈づくりという言葉の先にあるのはビジネスや自分にとってのメリットだけの薄っぺらい関係だからだ。大切なことは人脈づくりではなく「人とのつながり」をつくっていくこと。この内容はこちらのコラムでも詳しく書いたので参考にしてほしい。

 

人とのつながりを実践した事例

知り合いがまさに人とのつながりを具体化する結果を出した。彼はインドネシアの竹製打楽器で和み空間をつくることで起業準備中のメンバーだ。今回は彼の事例報告から紹介したい。

 
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リアルで知り合いになって6ヶ月以上にわたり、私を気にかけていただいている方がいる。今週その2名の方より有難い仕事の話をいただいた。まず◯◯コミュニティ主催者Aさんより。フロントエンド商品を初めてお買い上げいただいた方。Aさんの紹介で近隣団地コミュニティでのフロントエンド商品演出の場が決まった。

 

もう一人はライブハウスで活動中のシンガーBさん。出演日に今まで5回ほど時間をいただいているBさんはこの楽器の大ファンになっていただいた。そこで楽器のファンの集いを月1回このライブハウスで開催するのはどうかとの提案をいただく。このような定期コミュニティ拠点を立ち上げたいと考えていたので前向きに取り組んでいく。
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この中でのキーワードが何かわかるだろうか?「6ヶ月以上にわたり気にかけていただいている」というところだ。少し考えてみてほしい。あなたが常日頃気にかけてあげている人にはどんな人がいるだろうか?なぜその人を気にかけているのだろうか?「気にかける」の裏側には自分にとってのメリットや利害といったものは存在しない。その人のことが好きで気になるからというからだと思う。

 

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人脈というのは、必ずしも顧客や依頼主だけのことではない。私が人脈というときそれは、きみのことを知っていて、きみのことが好きで、きみを信頼する人たちを指す。

 

そういう人たちは、きみから直接何かを買うことはないかもしれないが、きみのことをいつも心に留めておいてくれる。この人たちは、きみが成功するために、個人として力を貸してくれる。それはもちろん、きみのその人たちに同じことをするからだね。言ってみれば、きみの個人的なファンクラブができるようなものだ。

 

個人的なファンクラブができたら、紹介される人や仕事が次から次へと押し寄せてきて、さばききれないほどになる。
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「The GO-GIVER」という著書にこんな一文がある。「人とのつながり」今回の事例でイメージが湧いただろうか?人とのつながりは特別なノウハウが必要なことではない。今すぐ取り組めることだ。起業準備の今の段階からはじめてほしい。

 

人をつなげる力の意味

起業したらお客さまを集めないといけない。至上命題だ。お客さまを集めるには大きく2つの方法がある。一つはリアルつまり直接人と会って集めていく方法。もう一つがインターネットを使って集めていく方法だ。集客はリアルとネット両輪でやっていくこと必要がある。

 

リアル活動ではどんな感じになるのだろうか?例えばビジネスとしてあなたが誰かと会話している場面を想像してみよう。あなたは自分がどんな人のどんな困り事の役に立てるかを相手に話している。そして「どなたかあてはまりそうな人がいたら紹介してください」と伝える。

 

そこで相手は「わかりました。じゃあ気にしておきますね」と答える。この後、その人と会うことがなかったらほとんどそのまま何も起こらず終わる。でももし「もう少し詳しくお仕事の内容を聴かせていただけますか?」と言って少し突っ込んで聴かれたとする。そして「そういうことでしたら知り合いにこんな人がいます。よろしければおつなぎしましょうか?」と言ったとする。あなたはどう感じるだろうか?こんなに関心をもってくれて・・・ちょっとうれしくないだろうか?

 

この「その場で」誰かをつなげることができるというところがポイントだ。そのためには自分の中にいろいろな切り口にあてはまる人のリストをもっている必要がある。ズバリ該当する人でなくてもいい。その人を経由したら相手のお客さまにつながりそうな人で十分だ。

 

いわば「脳内検索」という。あなたの脳みそに「こんな人」というキーワードを入れたら、その人にまつわる人が数人出てくるイメージだ。そのためには常日頃から自分が知っている人の情報をストックしておかないと成り立たない。

 

じゃあどうやってストックしていけばいいのだろうか?サラリーマン時代からできる方法がある。会社では与えられた仕事の中でいつも同じ人との関係だけで終わりがち。ここで発想転換してみる。将来自分が起業したときをイメージしよう。「この人と関係をつくっておけば何かの役に立つかも」「この人とは個人的に仲良くしておこう」と意識しながら関係づくりをしていく。今の仕事のジャンルにとらわれることなくだ。こうした毎日の積み上げが起業後の財産になっていく。

 

「困ったときは◯◯さんに訊いてみたら?きっと何かヒントになる人をつなげてくれるよ・・・」こんな存在になることだ。そうすると自分の周りに人が集まってくるようになる。頼りにされるようになる。人の役に立てたら巡り巡って自分に戻ってくる。

 

「でもそんな無闇やたらに紹介していいんですか?相手のこともわかってないし、紹介する人のこともよくわかっていない状態で関係がおかしくなったりしませんか?」こんな疑問をもったあなたは素晴らしい。たしかに闇雲な紹介は相手のためにならない。紹介したことでもし変な状況になったら、あなたの責任にもなる。

 

本当の紹介とはお互いをよく知り合うことではじめて成り立つ。相手のことをしっかり知ること。紹介する人のことも何ができるかどんな人かを知っていること。少し前に名刺交換しただけの人をつなぐようなことはもちろんNGだ。

 

ここでいう紹介はもう少し緩やかなものだ。紹介する相手には「良かったらおつなぎしましょうか?」というライトな伝え方。紹介する人には「こんな人がいるけど興味ありますか?興味があればおつなぎします(なければはっきり言ってね)」という言い方をする。どうなるかわかりませんけど可能性がありますよ・・・そんなニュアンスだ。

 

信頼の上に成り立つ「本当の紹介」と「その場でライトに人をつなぐことができる力」。この両面を持ち合わすことができたらベスト。ビジネスは人対人。質量ともにどれだけの人を知っているかが勝負になる。どこでどんなことがつながるかはわからない。毎日の人とのつながりを大切にしよう。

 

人脈でなく「人とのつながり」の事例

週末、起業してすぐのメンバーが公の場でイベントを開催した。これまで地道にあちこちで認知活動を続けてきた。そんな毎日の積み重ねが実を結んだ成果の場だ。今回の晴れやかなイベントには数々の舞台裏がある。応援に駆けつけたメンバーがアップしてくれた動画。その中からいろいろなものが見えてきた。

 

まずは本人のひたむきな努力。このところ毎日のようにフェイスブックに「あそこに行った」「ここでこんなことをした」「新しいつながりができた」と投稿している。どれだけ動き回っているんだろう・・・と驚くような行動量だ。

 

彼は50代半ばを過ぎて起業を志した人。サラリーマン時代は大手企業で部長級以上のポジションにいた人だ。多くの場合そんな立場にいた人はプライドを捨てきれない。そのことが起業への最初の障壁になる。でも彼はそんなプライドを微塵も感じさせない。とにかくひたむきに毎日現場で向き合ってきた。フットワーク良く動き回ってきた。その結果が今回の晴れ舞台につながった。

 

そして特に印象的だったのが奥さんの姿。動画の中で奥さんらしき人が裏方として一生懸命に動いていらっしゃるのが見えた。奥さんからすれば、それまで大きな会社で要職を担い安定した立場にいたパートナー。そんな人がある日会社を辞めて好きなことで仕事をし始めると言い出した。受け入れるまでには相当の葛藤もあったはずだ。

 

でもこうしてパートナーが晴れの舞台に立つ日、きちんと寄り添いサポートをされていた。彼が日々アクティブに動けるのもこの奥さんあってのことなのだと改めて感じた。起業にはパートナーが最大の協力者であることが必要と常々言っている。そのことを形にするお手本のような出来事だった。すばらしいご夫妻だと思う。

 

さらに動画を撮影したり応援に駆けつけたメンバー。誰かに言われて現地に行った人なんて一人もいない。近くでやっているからとか何かのついでがあったからとかそんなことでもないだろう。休日でプライベートの予定もあったはず。そんな中、みんな彼の晴れ舞台を応援してあげたい!その一心で行ったのだと感じる。仲間の応援力とはまさにこのことだ。

 

動画を見ながらいろんな思いが巡ってきた。気がつくといつの間にか涙が止まらなくなっていた。こんな感激の場面に出会えること。そのことだけでこの仕事をやってきて良かったと実感する。本当に有難いことだ。これからもこんな温かい人のつながりがあちこちで広がるような場をつくっていきたい。

 

⇒あわせて読みたい「人脈のつくり方・広げ方のコツとツボ」

 
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