起業するには「ひと言で言うと」をマスターしよう

2016.08.29 (月)

起業してビジネスを始めていくには、まず自分のことを知ってもらうことが先決です。いろんな場でいろんな人と会って自己紹介をしていきます。自己紹介をし合う場面、特に起業前、起業してすぐの人が陥りやすい傾向があります。それは自分の思いばかりが先行して相手目線で話ができていないということです。例えば相手から質問をされたシーンをイメージしてみてください。

 

「どんなビジネスなんですか?」という質問をされたとします。「えーーっとですね。こんなことがあって、ああなって、そうしたときにこんな出来事があって・・・。でこんな商品をこうしてああして・・・といった感じです」と答えてしまいます。相手は長い説明の途中から「要は何なの?早く結論言ってよ。時間がもったいないから」と内心思っています。

 

「お客さんはどんな人ですか?」という質問をされたとします。「うーーーん。そうですね。だいたい40代から50代の悩んでいるサラリーマンの人です・・・」と答えてしまいます。相手は「えっ?40代から50代?男なの?女なの?サラリーマンで悩んでいる人ってみんな同じじゃん。わからないなあ???」と内心思っています。

 

「なぜ今の仕事をやっているんですか?」という質問をされたとします。「そうですねーーー。まあ。以前こんなことがあって、そのときにああでこうで、でもこうだからああで・・・」と答えてしまいます。相手はどう思うか?もう説明しなくてもわかりますよね?

 

経験のある経営者は「なるほど。じゃあひと言で言うとどんなことになりますか?」と訊き返してきます。そう言われると一瞬ドキッとします。ここでちゃんと「ひと言」で言えるか否かが勝負です。あいも変わらずまどろっこしいこと言っていたら「まだまだビジネスがかたまっていないんだな・・・」と見向きもされません。「わかりました。頑張ってくださいね。ではまた!」とその場から立ち去ってしまいます。

 

自分のビジネスに想いをもつことは重要です。それがないと継続できませんから。でもビジネスを相手に知ってもらうときは違います。相手のことも考え、どうしたら理解してもらえるのかを最優先に考えてください。起業家にとって大切なものは時間です。相手の時間を奪ってしまったら本末転倒です。

 

話が長くなるのを解決するために今すぐできるトレーニング法があります。相手との会話で枕言葉に「ひと言で言うと・・・」を入れてみるという方法です。「えーっと」「まあ」「そうですね」と言いそうになったらぐっと我慢。「私がやっていることは、ひと言で言うと・・・」と切り出してみてください。そうすると自分の中でまとめようという意識が生まれます。ダラダラ説明している自分に気づきます。続けていくと端的シンプルに言う習慣ができてきます。

 

ちなみにこの3つの質問は究極の質問です。この答えがスパッと出るようになったらビジネスはホンモノです。独立起業してからも絶えずこの答えを探しているようなものです。起業するには「ひと言で言うと」を身に着けていってください。

 

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