自分で起業するには独立を目指さないこと

2016.09.04 (日)

あなたは独立しようと思っていますか?それとも起業しようと思っていますか?「えっ、同じことじゃないの?」そう思いましたよね。実は独立と起業は似て非なるものです。両社を違うものとしてとらえられるかでその後の未来が変わってきます。

 

カメラマンやライターでフリーランスになる。ある商品やサービスの代理店になる。フランチャイズに加盟する。こういう種類のものが独立です。独立は誰かのつくったビジネスに乗っかって一人でやっていこうというものを指します。そこには自分として100%の意志がありません。仕事が自分のコントロール下にありません。ということはどこかで壁にぶち当たることになります。

 

職種で言うとカメラマン、でも写真を通じて目の前の人の笑顔をつくる専門家になる。職種で言うとライター、でもインタビューとライティングを通じて小規模事業者のマーケティングをサポートする専門家になる。こういうものを起業と言います。自分がこれまでに実体験してきたことから湧き出てくる誰かをサポートしてあげたいという想い。そのことを考え始めたら熱量が上がってくるようなわくわく感。これまでに仕事や社会で経験してきたこと。これらを掛け合わせて自分だけの仕事を創り出していくのが起業です。

 

先日、不動産業界に長く身を置くBさんが起業相談にいらっしゃいました。知り合いがいてつながりのある不動産系ビジネスで起業したいとのことでした。個人事業主がいいのか法人がいいのか?見込み客はどうやってリストアップするのか?営業はどうやるのか?名刺の作り方は?事業計画も作ってないけどいいのか?そんな質問でした。

 

ひと通りやりとりをした後、僕は質問をしました。「Bさんはそもそも起業してどうなりたいのですか?」「お金を稼ぎたい、自由になりたい、家族としあわせになりたい・・・そんな感じですかね」「わかりました。じゃあBさん、人生をどうしていきたいのですか?」次に質問をしました。すると少し絶句されたようでした。

 

そこから人生をどうしていきたいかの根っこから仕事を創っていくことのプロセスを話しました。「独立でなく起業」の真意を伝えました。「不動産業界にいると周りに独立する人が多い。みんな不動産で独立していくのでそんな視点で起業を考えたことはなかった・・・」Bさんは何かが腑に落ちた様子でした。

 

僕が独立したとき。もうこれ以上会社には居られない・・・そんな状況でした。何をやるかも決めずに飛び出しました。まずは稼がないということで知り合いのビジネスを手伝ったり、フランチャイズの説明会に行ったり、いろんなことをしました。結果独立後1年強はまともなビジネスなんてなし、貯金がどんどん減っていきました。あと何ヶ月もつんだろう・・・追い込まれました。

 

そんなある日、自分自身を振り返る棚卸というものに出会いました。「そもそも何のために独立したんだろう?今までとりあえず会社を辞めただけじゃないのか?そもそも起業って何なんだ?そうか!わかった!」腑に落ちる瞬間でした。そこから自分の人生を振り返り、想いと実体験を掛け合わせて天職デザイナーという仕事を創り出すことに至りました。この体験を通じて「独立でなく起業」の重要性を身をもって知ることになりました。

 

あなたは独立したいですか?それとも起業したいですか?人生を舵取りしたいのなら絶対起業。自分で仕事を創り出すわくわく感、世界で一つだけの仕事をするフリーエージェントの醍醐味をぜひ味わってほしいです。

 
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