40代女性が仕事のやりがいを見つける7つの方法

2017.10.15 (日)

ライフイベントが多岐にわたる女性にとっての仕事や働き方は、男性とは違う特別な事情がある。特に40代という年齢には人生設計をどうしていくかの切実な問題も加わってくる。ここでは40代女性がやりがいのある仕事を見つけるためにどうしたらいいかを共有してみたい。

40代女性ならでは仕事の悩み

 
「契約社員をやってきた。子育てもひと段落ついた。このままでいいのかと心の中に迷いが出るようになった。何か自分が思っている方向とは違うような気がする。やってみたいアイディアを形にする方法がわからず悩んでいる」

 

「これまで自分のためにいろいろやってきた。でも本当にやりたいことは見つかっていない。会社員でいることも悪くないとは思う。でも自分らしさという点では思うようにならないこともたくさんある。少しでも自分らしい生き方に近づけるようになりたい」

 

「これまでずっと仕事を真面目にやってきた。60歳を過ぎても働き続けたいと思っている。でもそのためには雇われではだめだと感じるようになった。生涯現役で人の役に立つ仕事をしていきたいと思う。そのための一歩を踏み出せたら」

 

女性には結婚、出産、子育てなどライフイベントがある。そのときに置かれた状況に応じて自分の人生が動いていく。仕事ひいては働き方をリセットするときが来る。自分自身のことを見つめ直すタイミングでもある。40代はその最たる年代と言える。

 

仕事でモヤモヤするパターン

 
モヤモヤ相談カフェでは日々40代の女性が訪れてくる。「何も決まっていないし漠然と自分で何かできないかなあと考えているだけ。こんなレベルで相談していいの?と思ってました・・・」第一声はみんなこんな感じだ。ちゃんと決まっていないと、整理ができていないと相談なんてできない・・・そう思うのだろう。最初はみんな何も決まらないモヤモヤから始まる。一人でモヤモヤしていても出口は見えない。

 

整理ができないときどうするか?まず今頭の中にあることをメモに書いてみる。頭の中だけだとあれこれいろんなことが巡って山ほど解決しないことがあるように感じてしまう。でも書き出すと意外にこれだけだったんだとわかったりする。そしてそれを第三者に話すこと。自分の口に出して話すことでさらに整理がついていく。

 

「本を読んだけど自分がやりたいことが見つからない。これかなあ?と思ったものもそれでいいのか自信が持てない。どうしたらいいの?」自分の本当の強みとか魅力は自分だけではわからないもの。「自分がこれまでに経験したことなんてたいしたことないし・・・」そう考えがち。相手に質問されて自分のことを話して「あ、そうなんだ!」と気づくこと。あなたの経験が世の中の誰かを救うことがある。人には自分が知らない、自分ではわからない自分がいる。会話のキャッチボールが重要になる。

 

「きっちりビジネスをかためないと動くのは良くないのでは?」こんな思いもあるだろう。そんなことはない。最初にきっちり決めないといけないのは「自分軸」だ。あなたがなぜその仕事がしたいのか?その理由は?を確立することだ。その上でビジネスの形が変わっていく。お客さまが求めているものがビジネス。自分の思いだけではビジネスは成立しない。

 

モヤモヤと考えているだけでは前に進まない。漠然としたところからで十分。まずは書き出してみること。そして第三者に話してみる。口に出して話すことから突破口は見つかっていく。

 

転職なのか?起業なのか?

 
「これまでいくつかの仕事を転々としてきました。40代を迎えこれから自分の人生もあるので仕事をどうするかモヤモヤしています。このまま転職なのか、それとも自分で独立起業してやっていくのか?ぜんぜんまとまっていないんですがお聴きいただけますか?」

 

転職か起業か?働き方としては出てくる二択。各々のメリット、デメリットを書いて整理してみることからはじめよう。転職を選んだとき。メリットは収入が確保できること。デメリットは自分の思った通りのことができない、またどこかで行き止まりになってしまうこと。起業を選んだとき。メリットは自分の思ったことができるし、将来に行き止まりはない。デメリットはお金の不安がついてまわること。書き出してみてどっちなのかを冷静に見ていくことから始める。

 

40代を過ぎて「働き方」を決めることは、「生き方」を決めることにもつながっていく。大切なことは自分の「未来」をどうしていきたいかだ。目先のことだけにとらわれていると、またすぐに壁にあたってしまう。年齢を重ねても自分でずっと仕事をしていたい、生涯現役を目指したいのなら起業という選択肢になる。

 

じゃあ自分に何ができるの?ということになる。大した趣味もないし一般事務畑でやってきただけで取り柄もない。そんな中で起業なんて・・・そんな気持ちになるだろう。ここで発想転換をする。自分にとっては大したことがない経験でもそのことで救われる人が世の中にいるという視点だ。

 

例えば派遣社員を長くやってきたという人の場合。「正社員をやっていないから何もできない」というのが普通考えること、弱みに感じるところだ。ここで逆転の発想をする。「派遣社員をずっとやってきたからこそわかるものは何なのか?それは派遣社員をずっとやってきている人の気持ちや悩みがわかるということ」ここに重要な要素がある。

 

ビジネスは困っている人の問題解決をすることで対価を得る。そのとき相手の気持ちが自分事として理解できることが必須になる。正社員でやってきた人には派遣社員でやってきた人の気持ちはわからない。ここに強みになる。一見弱みにしか見えないことは実は強みに転じることができる。苦労は宝だ。あなたが弱みだと思っていることを第三者に話してみてほしい。その中から新たな気づきが生まれてくる。

 

40代女性にとって転職か起業かの働き方の選択はとても重要なタイミングだ。一人で思い悩まず、まずは話をしてみよう。思っていることを口に出してみよう。口に出すことで自分はこう思っていたんだ!と気づくことができる。未来へ向けての最初の一歩はそこからはじまる。

 

同じ会社に長く勤めてきた閉塞感

 
「毎日決まった人と顔を合わせて指示された仕事をする。会社に長年勤めてきたけど、ずっと閉塞感があった。会社の都合で異動があると、そのことで自分の生活が大きく左右される。そんな職場に縛られる生活はもういいし、このまま続けていくのにしんどさも感じている。自分の中にこれがやってみたいという明確なものはない。でも一方で自分にだってできそうなこともありそうな気がする。でもこの安定から離れる恐怖心もある。もしダメになったらどうしようと。どうしたらいいかずっとモヤモヤしています」

 

長きに渡り同じ会社に勤めてきた。過去何度か進路を考えたこともあった。でも一歩踏み出すまでには至らずにここまで来た。こんなケースもある。今やるべきことは自分のことを知ること。自分に何ができるんだろう?と頭の中で考えていても答えは見つからない。まずはこれまでの人生を書き出してみること。箇条書きでなくある一定量を決めて文章にして書き出すのがコツだ。そうすることで忘れていたような出来事が映像として思い出されてくる。自分の根っこはここにあったんだ・・・それが見つかれば成果は出たと言える。

 

次は書いたことを第三者に話してみること。「あ、自分はこんなことを思っていたんだ!」話すことで自分の考えが整理できる。あわせて「そんなすごい経験をされているんですね」と相手からフィードバックがもらえる。自分では当たり前と思っていることが他人からみたらすごいことだったりする。

 

ダメになったらどうしよう・・・みんな感じることだ。その時やってほしいことがある。ダメになるってどういう状態のことをいうのかを具体的に考えてみることだ。そしてもしそうなった時どういう対応をするかも考えていくこと。不安は不安に感じることが具体的になっていないからより強くなるものだから。

 

モヤモヤしていても出口なんて見つかりません。まずはアウトプット。それが小さな第一歩だ。その場に立ち止まることなく踏み出してみてほしい。物事が動き始めることが実感できるはずだ。

 

子育てとの両立

 
「新卒で入社以来勤めてきました。それなりに一生懸命やってきた結果、マネージャー職にまでなります。そんなある日訪れた妊娠という転機。出産に伴い1年間の育休を取りました。育休を終え仕事に復帰。時短制度を希望すると仕事内容までパート的なものに追いやられてしまいました。時短と言いながらふたを開けると補助的業務。納得がいかなかった。出産前の第一線に戻るとしたら帰宅は夜遅くになってしまいます」

 

「仕事にはやりがいをもって臨みたい。でも周囲の空気は旧態依然。出産後の自分を受け入れてくれる環境もない。転職も探してみたけど40代で自分がやりたいことを至難の業。だったら自分でやってみるという選択肢もあるかと思うようになった。でも起業ってすごく大変なことに思えてどうすればいいかわからなくなった・・・」

 

育休などを導入する企業は増えてきているようだ。でも実情としてはうまく機能していない。制度はあるけど育休そのものが取りづらい。取得したとしても復帰した後の受け入れ環境が不十分。そんな現状がある。企業が対外的に働きやすさをPRするためにだけに制度をつくるといった形式的なものもあるようだ。

 

女性にとって子育てと仕事の両立は大きな問題だ。「結婚して一時主婦業に専念。子育てがひと段落したので仕事に復帰しようとしたけど、自分の思う仕事につけない。家庭に入ったブランクが取り戻せない」「以前はバリバリ一線で働いていたけど子育てのため退職。その後タイミングをみて復帰を考えたけど子育てと仕事の両立に不安を感じる・・・」40代女性のこうした状況での相談事例はたくさんある。

 

会社が受け入れをしてくれないのなら自分でやってみる。これからの時代、持っていたい選択肢だ。会社の制度と環境が整うのを待っていたらいつになるかわからない。これまでそれなりに真面目に仕事をしてきた人には能力がある。女性ならではの感性がある。生かさない手はない。大きな収入でなければ自宅にいながらにしてできる仕事はいくらでもつくることができる。

 

まず自分の価値観を定めてみよう。ご家族とともにこれからの人生どうありたいかを考えてみよう。自分がこれまでにやってきたことを全て振り返ってみる。その中から見えてくるものがある。起業はお金をかけて会社をつくって始めるものという先入観を捨てること。身の丈ではじめること。小さな困り事にフォーカスすること。そんな中から自分サイズのしあわせをつかむ手段が見つかる。

 

自分で仕事を始めるとき最初にすべきこと

 
「何年も前からいつかは自分でビジネスをやってみたいと思ってきた」「自分が好きなことを仕事にしたいと思い続けてきた」「ものづくりがしたくていろいろなものに手を出してきた」「好奇心だけはあるので浅く広くかじってきたけどこれというものがない」「自分にできることなんてあるの?」

 

女性にとっての40代は転機になる年代だ。それなりに社会経験を積んできている。これからは「自分らしく生きていきたい」という想いが強くなる。すばらしいことだ。じゃあ、自分で仕事を始めたいというとき何から手をつければいいのだろうか?

 

40代女性が起業を志すとき、まずやってほしいこと。それは「自分軸」をかためることだ。「自分軸」とは「なぜその仕事がしたいのか?」「どんな人にどんな価値を提供したいのか?」という2つの質問に対する答えをつくることだ。答えをつくるためにこれまでどんな人生を歩んできたのか?たのしかったのか?つらかったのか?自分のわくわくは何なのか?どんな経験をしてきたのか?あらゆる視点でこれまでの自分を掘り下げていく。

 

これを「未来地図&棚卸」という。起業へ向けた棚卸は世の中によくあるキャリア棚卸とは意味合いが違う。引き出していく方法も自分で仕事をつくる視点でやっていく。起業へ向けた自分軸は正しい手順を知らない人同士でやっても答えは出ない。

 

自分軸がないといわゆる自分探しの旅に出てしまうことになる。いったん自分探しの旅に出てしまうと、自分探しばかりで出口が見えなくなってしまう。「本当の自分を発見できる」的なセミナーに参加したり、そういう種類の本を買いあさったり・・・それが何年、何十年も続いている人もいる。これでは前に進むことはできない。

 

ブレない自分軸を定めること。自分探しの旅に出ないこと。40代女性が起業へ踏む出すとき忘れないでほしいポイントになる。

 

働き方を方向づける3つのキーワード

 
「自分らしさ」「生涯現役」「人の役に立つ」3つのキーワードを覚えてほしい。「自分らしさ」を言葉で置き換えると「個性」ということになる。自分にしかない個性を深堀りすることはビジネスを立ち上げる時に重要なカギになる。「◯◯さんだからお願いしたい!」をつくるものです。今の時代、商品サービスの良さだけで成り立たせるのは難しい。

 

「生涯現役」素晴らしい言葉だ。定年が来たからリタイアする・・・そんな時代はもうとっくに終わっている。60歳から新しい人生を踏み出す、そのために今のうちからしっかり助走をつけていく、そんな想いに立ってみてほしい。考え始めるだけでわくわく感が生まれてくるだろう。

 

「人の役に立ちたい」仕事をつくる根っこにあるものだ。お金を稼ぎたいだけでは継続はあり得ない。自分の実体験を通じて世の中の誰かを救ってあげたい。この気持ちがビジネスの原点になる。たくさんの人でなくても大丈夫。あなたのことを必要としている人は必ずいる。

 

40代女性の仕事づくりは新しい人生設計のための手段になる。お金を掛けることなく、自分のこれまでの経験、持っているものの中から相手に役立つものを見つけてスタートしてみよう。まずはそのための小さな第一歩を踏み出してみることだ。

 

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